舞台の床を掃いてる裾先
仕事柄、舞踊の会を観に行くときが多いのですが、、踊り手さんの裾先が気になります。
普通の着付けの拵えで舞台に立つと、必ずといっていいほど、裾が床を掃いているからです。
そうなると、踊りを観るどころではありません。目が床を掃く裾先に釘付け。
日本舞踊は、まっすぐに立って踊る所作は少なく、腰を落とした動きが多いのです。
腰を落とした時に、床と裾が平行になるとなんともいい形になります。
踊り手さんに中腰になってもらって、裾を床と平行にして腰紐で裾を固定して立ってもらってください。
少なくとも15cmくらいは裾先を上げないと掃くことになるわけです。
まあ、なんてひどい着付け!
昔のことになりますが、ある美容師の先生が、私どもが着付けた裾先を見て、「まあ、なんてひどい着付けでしょう」というが早いか、裾を思いっきり引き下げられた思い出があります。
裾の上げ方ひとつとっても、普段の着付けと日本舞踊の着付けは基本的に異なります。
日本舞踊の着付けを頼まれたら、裾はしっかり上げましょう。
裾を上げても、引きずられて、きものの両脇の裾が上がらないように着せてください。
この作業は慣れないとなかなか難しいものです。
ぜひ工夫をしてみてください。
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