「自分の頭で考えていかなきゃ」…が信条です。
鹿児島で「和裁・着付け教室」を開いていらっしゃる遠山学院長とは、10年来のおつきあいです。
「舞踊の着付けを勉強してみたい…」と、おけいこ場にお越しになったのは、「きつけ塾いちき・鹿児島」を開設して間もないころでした。
その後お勉強され、衣裳方(舞踊着付け)、鹿児島第一号の認定者となられたのです。
和裁の世界では、「半返しの遠山」としても知られる第一人者。
そんな方だからこそ、人一倍向上心が強く、喜寿を迎える遠山先生の学ぶ姿勢には心を打たれます。
今回は、「芸者の着付けの復習をしておきたい」とお越しになり、関西の芸者(裾引きにつの出し)をおさらいされました。おさらいの時間は1時間たらず。
「和裁でも着付けでも、教えられた通りにしていたのではだめですよ。学んだあとは、自分の頭で考えていかなきゃあ…」遠山先生の信条です。●
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歴史的には男性の仕事 ☛ 衣裳方
福岡の「舞踊と振袖の着付け特別専門講座」で、衣裳方(舞踊の着付け)のお勉強をされている男性がいます。
「きものの着付けを男の人が…?」と、不思議に思われる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、歌舞伎が始まった江戸時代から、歌舞伎衣裳の着付けは男性の仕事でした。
ものの本によると、その出で立ちは、「法被のような上衣に裁付袴」だったようです。
現在も、歌舞伎座の着付けを主に行っている松竹衣裳、京都の小林衣裳や上嶋衣裳なども、ほとんどが男性です。もちろん最近は女性もプロの衣裳方の世界に進出して喜ばしいことだと思います。
「きつけ塾いちき」の衣裳方にも男性がいますが、歴史からいうと至極当然のことだと思われます。
福岡で学んでいる男性の受講生も、「時代考証」を通した「きものの歴史」と、着付けの醍醐味を味わっていただきたいものです。
3月24日(木)の講座は、「江戸時代の町娘」でしたが、次回は、この着付けに「つの出し」や「ヤの字」を覚えてもらいます。
3月25日(金)の最終日は、小倉駅新幹線口の「KMMビル地階、第五会議室」で、午前10時と、午後1時半から行われます。
見学を希望されている方も遠慮なくお越し下さいませ。
下の写真は繻子衿のきものを着せていくところです。●
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南九州屈指の「牧場(まきば)の桜」へ
宮崎きもの学院(きつけ塾いちき)の彩の会(OB会)は、来る3月30日(水)、小林市の「牧場の桜」を観に行くことになりました。
歴史も古く、九州一円から毎年行われる「桜まつり」に観光客はいっぱいになります。
当日は小学校や中学校など大きな駐車場は満杯になり、バスでの送迎が行われます。《本年度のまつりは、3月26日(土)~27日(日)》
彩の会の桜見は3月31日(木)。「桜まつり」の四日後なので、ゆっくりと観れそうです。
牧場の内容は右をクリックしてください。 牧場の桜●
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