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W薩摩弁当/青春の思ひ出の「小僧寿し」。

2019年03月30日 | 田舎生活の衣食住
 サツマイモと薩摩揚げのソテー(サツマイモの金柑煮、薩摩揚げ、シメジ)
 鰯(いわし)の生姜煮
 金柑の甘露煮入り厚焼き卵
 グリーンサラダ(セロリ、キャベツ)







 昨日の「サツマイモの金柑煮」を、胡麻油で薩摩揚げ、シメジと炒めてリメイクで良し。このまま、卵でとじて「丼」にしたい衝動を、「幾ら何でも、こう毎日ではいけない」。と、押し留めた次第。味付けは、麺つゆとカレー粉と一味唐辛子。これ、美味しい。甘さと辛さに深みがあっていい感じだわ。さっすが、薩摩+サツマ。
 野菜、少なかったな。おっと、「サラダ」があったわ。ほんなら、良かばい。
 鰯は、バリバリ喰った。めざしなら頭からバリバリなのだが、「煮魚」は頭はねえ…。
 「金柑の甘露煮入り厚焼き卵」は微妙。好き嫌いが分かれると思う。表現するなら、良くも悪くも「乙な味」。

 このサツマイモねえ、1本99円のセールだったのだが、ぶっ積んだ山の中から、見つけちゃったのだよ。通常のおよそ3倍の長さ(太さは通常)のお宝芋。1本99円なので、切り売りする訳にもいかなかったのだろう。得しちゃったなあ。こういう時に幸せを感じる、そんな(ツマラねー)毎日でごわす(笑)。

 事件ですよ。「小僧寿し」さんが経営難の大ピンチとか。
 上京したての十代後半。持ち帰りの弁当屋などまだ無く、コンビニも無く、夜には閉まるスーパーしか無かったのだ。そのスーパーも、年始はもちろん休業。銀行だって、土日、祝祭日はATMも休業。つい、うっかりお金を下ろし忘れたなら、一文無しの休日。食料を買い忘れたら、腹を空かしての年明けを余儀なくされたものだった。
 因みに、ATMが24時間365日稼働するのは、それから20年後(これは中国の方が早かった)。
 そんな世情だったので、ひとり暮らしを始めた頃は、自炊が基本。もっとも金無しの寝たきり浪人だったので、自炊しか道はなかったのだがね(笑)。自炊ったって、ワカメの味噌汁に、食パンの耳(近所のパン屋で耳だけ一斤分が10円だった)とか、卵とタマネギだけの「玉子丼」が主食だったけどね。
 親の名誉のために言っておくが、仕送りが無かった訳ではなく、あればあるだけ、画材を買ってしまっていたので、自業自得なのだ。
 そんな訳で、唯一の贅沢が、「小僧寿し」さんの「チラシ寿司」だったのだ。確か300円か350円だったと記憶する。安くて、美味くて、早い。そんな「小僧寿し」さん。好きだったなあ。そもそも、「寿司」、「刺身」が好きだったこともあるのだが、弁当屋の台頭で、温かい弁当とか、肉料理とか種類も豊富なことから、そちらを利用する人が増えたのだろうなあ。ひとり暮らしで、毎晩外食か、弁当となると、やはり弁当屋だよねえ。毎日「寿司」とはいかんものなあ。自分は、毎日「寿司」で大満足だよ。むしろ望むところだよ「小僧寿司」さん。
 それが大赤字で経営難とは、時代は変わったものだ。我が青春の思ひ出が、また消えていく。「小僧寿し」さんの検討を祈る。




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