
2016年05月07日
北朝鮮発
[平壌市民に人気集める乾燥スケトウダラ]
2016年5月7日、朝鮮新報は平壌発の記事で、最近、平壌市民の中で水産物加工品の味が良くなったという評価が行き届いているとし、その代表的な商品として乾燥させたスケトウダラとタコをあげた。
乾燥スケトウダラとタコは平壌市内の光復地区の商業施設やいくつかの店舗で販売されている。
これらの製品は、ビールを楽しむ市民はもちろん、主婦たちが食事のおかずの一つとして利用しており、冷たい水に20分間浸してとろ火で煮る料理等で、魚のそのものの味を感じることができる。
これらの製品は、2014年8月から操業を開始したカルマ食料品工場(江原道元山市)で生産されたもので、この工場では、他にも明太子やチャンジャ等の製品を生産している。
この工場には*”原料を急速冷凍し真空昇華乾燥する技術”が導入されている。
また、今年に入って国家科学院をはじめとする科学研究機関の協力の下、水産物の質量変化を測定する自動装置を導入したほか、原料の水分を自動測定し、栄養成分や味を最大に保てるよう化学分野の技術も取り込んでいる。
さらに、工場では、水産物の加工過程で出てくる端材等を総合的に利用するための対策もしており、魚醤のような人気商品も生産している。
*(報告担当者 原口聖二:フリーズドライ製法のこと)

2014年08月18日 北朝鮮発
[北朝鮮スケトウダラ食品工場が操業開始]
2014年8月15日、朝鮮中央通信は、朝鮮労働党第1書記金正恩(キム・ジョンウン)が、操業を開始した江原道元山葛麻(カルマ)のスケトウダラ食品工場を視察したと伝えた。
同工場は、金正恩が建設を指示、操業開始前の同年7月にも訪問し直接現地指導した経緯にある。
工場内には、選別、冷凍、真空パックのための機器が設備され、コンピュータで管理された総合生産システムで、主に乾燥スケトウダラ、スケトウダラのチャンジャ、乾燥イカ等の水産物加工品が生産されていくこととなる。
金正恩は、同工場の事業計画に満足し、「人民軍第267部隊の軍人建設者の献身的な闘争の結果」と称えた。
2014年07月01日 北朝鮮発
[金正恩がスケトウダラ食品工場を指導]
2014年6月29日、朝鮮労働党第1書記金正恩(キム・ジョンウン)が東海地区に新たに建設された、スケトウダラを加工する食料品工場を視察し、徹底した操業の準備を指示したと労働新聞が報じた。
江原道元山葛麻(カルマ)の工場は、主に乾燥スケトウダラ、スケトウダラのチャンジャ等を生産していくとされている。