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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

韓国市場 イカ価格 遠洋産1万トン搬入で上昇は鈍るだろう

2017-04-11 14:06:24 | 日記

2017年04月06日
韓国発
[韓国市場 イカ価格 遠洋産1万トン搬入で上昇は鈍るだろう]
昨年2016年から韓国市場においてイカの価格の高騰が続いているが、アルゼンチン・フォークランド海域製品が今月2017年4月から本格的に搬入され、今後上昇は鈍ると観測されている。
韓国農水産食品流通公社によると、2017年4月5日、冷凍イカ1杯の全国平均小売価格は3,021ウォンで1ヶ月前の2,726ウォンに比べて10%、1年前、2,008ウォンに比べ50%上昇している。
これは昨年2016年、近海と遠洋のイカの漁獲量がいずれも大きく減少したためだ。
しかし、今年4月1日からフォークランド海域のイカがコンスタントに搬入され、同月10日前後で6,000トン、また同月30日頃に5,000トン程度の搬入が予定されている。
今年3月中旬までの近海イカの漁獲量は1万2,762トン(暫定集計)で、昨年同期(2万4,651トン)に比べて48%減少、これは最近の5年間の平均2万9,963tに比べ半分にも及ばず、更なる価格の上昇の可能性が大きかったが、遠洋産が今月中に1万トン以上搬入され上昇の勢いが鈍るとみられている。
民間流通業者の先月2017年3月期末のイカの在庫は、近海産1万4,558トン、遠洋産1万6,376トンだった。
ある業者は、遠洋産のイカの漁獲量が昨年のようには悪くないとの噂を聞いた同業者が、現在が最高値と読み、在庫を放し始めたとしている。
また、韓国国立水産科学院は、フォークランド海域は4、5月に本格的な操業となり、遠洋イカの漁獲量はさらに増える見通しで、高騰していた価格は幾分収まるとみている。
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