2017年05月01日
ユーザー 各位
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、今年2017年4月中旬、ロシア太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、来年2018年のTAC設定のため、公聴会と環境分野専門家の承認をえる準備段階にあると明かにしました。来年のTAC設定については、先に、ロシア漁業庁が、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ等科学研究機関の代表者らを招き、幹部会合を開催、既に漁業分野専門家の協議を行っており、最も重要な極東オホーツク海のスケトウダラに関し、今年2017年レヴェルを維持する等の方向性が確認されている模様です。
今月号においては、動向が注目される日本と隣接海域のこれらの”またがり資源の評価”に関する情報をTopNews としてご報告申し上げます。
なお、ロシア漁業庁は、2017年3月30日付ロシア連邦命令 No.571-r によって、新たな副長官にミハイル・イワニク(Михаил Степанович Иваник)が任命されたと発表しました。このロシア漁業当局の幹部の人事に関する情報もあわせてお知らせ申し上げます。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)
Contents
TopNews 漁業庁幹部会合で2018年のTAC設定について協議が行われる
・TAC設定の公聴会と環境分野専門家の承認の準備を行う(2018年TAC設定関連)
・ラブロフ ロ日経済活動 南クリールは最も良い発展設計を選択する(北方四島共同経済活動関連外1件)
・第26回ロ中漁業委員会が開催される(漁業政策および2ケ国間漁業協定関連等外14件)
・投資クオータのメカニズム案は4月1日に政府に提出される(投資クオータ関連外1件)
・コルサコフで電子取引プロジェクトが始まる(サハリン州距岸6マイル漁業/同州インフラ投資関連外1件)
・オホーツク海抱卵スケトウダラ操業が完了(ロシア漁業者オ海抱卵スケトウダラ・ニシン操業関連8件)
・下落したロシア冷凍スケトウダラH&G価格(ロシア漁業者底魚等操業関連外5件)
・対策が求められる東サハリン沿岸カラフトマス操業(ロシア太平洋サケマス操業関連外3件)
・天然資源省が密漁防止のため親衛隊等と協定締結へ(FOC/IUU取締情報関連外5件)
・西サハリン沿岸にカラフトシシャモの魚群が寄せられる(その他ロシア漁業関連情報等外6件)
・米国 韓国スケトウダラ市場 ロシアとの競合は厳しいものとなる(韓国スケトウダラ等市場関連外8件)
計64オリジナル報告
http://kisenren.com