2017年05月25日 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[国後島の漁業コンビナートがイワシ操業を準備する]
国後島の”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリリスキー・ルイバコンビナート)は、今年2017年漁期のイワシ・サバ漁業の準備を開始した。
昨年2016年、同コンビナートは、デンマークで建造された巻き網トロール(巾着網)船“Асбьорн“(アスビオルン)を当該操業に投入した。
“Асбьорн“は1日あたり500トンの生産能力をもち、漁獲物を数日間鮮度保持できる冷海水タンクを設備している。
同巻き網トロールは今漁期7月には操業を開始し、コンビナートの陸上加工施設へ漁獲物を供給することになる。
また、今漁期8月に、同コンビナートは中型冷凍トロール“Браттег”(ブラッテグ)を当該操業に参加させる。
“Браттег”も魚群発見のための装備と、当該操業に向けた漁具の改造を行っている。
2016年10月17日 サハリン発
[国後島漁業コンビナートが近代化する]
国後島ユジノクリリスク(古釜布)の”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリリスキー・ルイバコンビナート)は、生産設備の近代化を行った。
同漁業コンビナートは、今年2016年夏、およそ25年ぶりに復活したクリール海域でのイワシ・サバ操業に焦点をあて、デンマークで建造された新造船“Асбьорн“(アスビオルン)を投入している。
これに対応するため、サンクトペテルブルグの”Колд Трейд”(コールド・トレード)製の急速冷凍装置を設備した。
現在、国後島はサケマスの盛漁期となっているが、近代化された設備で、イワシ・サバに加え、スケトウダラ、マダラ、カレイ、コマイ等の処理も行っていくことなる。
2016年08月23日 サハリン発
[国後島の漁業コンビナートはイワシ操業に新造船を投入する]
国後島の”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリリスキー・ルイバコンビナート)は、およそ25年ぶりに復活したクリール海域でのイワシ操業に新造船を投入する。
これは、デンマークで建造された“Асбьорн“(アスビオルン)で1日あたり500トンの生産能力をもっている。
なお“Асбьорн“は、既に試験航海を終えており、2016年8月19日、ユジノクリリスク(古釜布)から約6時間の海域にイワシとサバの反応を確認している。
2013年12月04日 一般社団法人北洋開発協会
[日本企業“NIKKO”の南千島等ロシアにおける成功]
日本企業“NIKKO”のロシア現地代表マキシム・スクリヤン(Максим СУКЛИЯН)は、ロシア水産業界紙からのインタァヴューで、南千島等ロシアにおける成功の歴史について語った。
その中で、特に、サケマスの加工、魚卵の分離にかかる“NIKKO”の設備の能力の高さは、他社の追従を許さないとスクリヤンは強調した。
また、スクリヤンは、国後島の”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリルスキー・ルイブコンビナート)や、択捉島の“Гидрострой”(ギドロストロイ)等のクライアントからも、“NIKKO”の水産加工設備に対する極めて高い評価を確認していると言及した。
2013年08月29日 一般社団法人北洋開発協会
[副長官ソコロフが国後島で日本企業“NIKKO”の水産加工設備を視察]
ロシアの水産業界紙は、2013年8月28日、サハリン州へ出張中のロシア漁業庁副長官ソコロフが国後島を訪問し、*日本企業“NIKKO”の水産加工設備を有する”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリルスキー・ルイブコンビナート)を視察したと伝えた。
視察には、サハリン州副知事カレプキンらも同行、同コンビナート代表コロブコフがこれに対応した。
コロブコフは代表団に対して、日本企業“NIKKO”の完全に自動化された加工設備を説明した。