2017年09月04日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[“ロシアを第2の開城工業団地に” 韓国海洋水産部長官がロシア東方経済フォーラムに参加]
2017年9月6日、同7日の両日、ウラヂオストクで開催されるロシア東方経済フォーラムに、韓国大統領ムン・ジェインとともに海洋水産部長官キム・ヨンチュンが参加する。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
長官キム・ヨンチュンは同5日、出国する。
海洋水産部は、水棲生物資源が豊富なロシアと、水産分野の協力について協議を行う予定である。
ロシアは昨年2016年、漁業生産量が475万トンに達し、世界第5位の水産大国となった。
特に韓国と地理的に隣接する極東海域では、この内の65%(311万トン)が生産された。
民間分野の協力は既に進行中である。
韓国の近海業界で主に構成される*韓国水産協同組合中央会は、今年2017年7月末、ロシアのカムチャッカ地方で、同地方政府との間の“水産分野の協力のための覚書(MOU)”を締結している。
加えて同協会会長キム・イグォンは、ロシア極東地方の第2の開城工業団地のような水産業団地構築計画に参加して、漁場確保と食料産業の創設を目指すと、同紙のインタァヴューでこたえた。
(*原口聖二:伝統的にロシア海域で操業を展開している韓国の北洋トロール漁業、北洋はえ縄漁業、サンマ漁業は、“韓国遠洋産業協会”に所属していて、現在、“水産協同組合中央会”所属会員のロシア海域での操業は沿海地方海域のイカ漁業のみとなっている。このことから、実績者である、“韓国遠洋産業協会”は、これらの行動を快く思っていない。)