ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

国際漁業フォーラム シェスタコフが各国に対話を呼びかける

2017-09-15 15:14:20 | 日記

2017年09月14日
モスクワ発
[国際漁業フォーラム シェスタコフが各国に対話を呼びかける]
2017年9月14日、サンクトペテルブルグにおいて、ロシア国際漁業フォーラム(МЕЖДУНАРОДНЫЙ РЫБОПРОМЫШЛЕННЫЙ ФОРУМ)が始まり、全体会議“世界の海洋における漁業の展望 協力か競争か”が行われた。
これに参加したロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、世界の漁業の発展のため、どのような戦略を選択するか、議論するよう呼びかけた。
シェスタコフは、世界の海には、まだ生態系に損害を与えずに利用できる資源があるが、様々な理由により漁獲がされていないと指摘した。
ロシアにおいても未利用資源は現在の漁獲量の約40%であり、他の沿岸諸国でも同様だと語り、更に、南極でも未だに研究されていない生物資源、特に中層魚やイカの存在を科学研究機関が指摘していると加えた。
また、増加する人口のために食糧を提供する目的の追加的資源の利用は、長期的には多くの国の協力が必要となるとし、科学的支援が重要だと加えた。
また、シェスタコフは、世界の海洋の生態系における主要な相互関係についてより完全な情報があれば、おそらく、すべての国の科学者が水棲生物資源の動向を共同で、よりよく予測することができるだろうと語り、中期的には、このような課題を達成するための漁業代表者と科学者の集団をつくることを考えるべきだと提案した。
なお、このほか、シェスタコフは、水産養殖の開発は新たな機会をもたらすが、同時に新たな課題を生み出すと指摘、水産養殖の成長と飼料の増産との関連性等についても言及した。
(*報告担当者 原口聖二も当フォーラムに参加しています。)
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サンクトペテルブルグでロシア国際漁業フォーラムが始まる

2017-09-15 12:57:42 | 日記

2017年09月14日
モスクワ発
[サンクトペテルブルグでロシア国際漁業フォーラムが始まる]
2017年9月14日、サンクトペテルブルグにおいてロシア国際漁業フォーラム(МЕЖДУНАРОДНЫЙ РЫБОПРОМЫШЛЕННЫЙ ФОРУМ)が始まったとロシア漁業庁が発表した。
ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、このフォーラムが世界の水産業の専門家が連携し、直面している課題に取り組むためのプラットホームに位置付けられると語った。
開催地のサンクトペテルブルグは、偶然に選んだものではない。
1889年、ミハイロフスキー・マネージュで最初の全ロシア漁業展が開催された。
レニングラードでは、ソ連漁業省のイニシアチブで、1968年に初めて国際漁業見本市“インルイブプロム”(Инрыбпром)が開催され、以後1975年から1995年まで5年ごとにこれが行われてきた。
シェスタコフは、今、伝統を復活させたとし、見本市は、コンセプトと様式を大きく変えていると語り、野心的な目標を設定していると加えた。
また、シェスタコフは、フォーラムへの関心が期待を上回ったことを強調した。
フォーラムの初日となる当日、1,600人以上のゲストがイベントに参加した。
世界中の水棲生物資源の半分を漁獲し、世界の水産生産量の3分の2を提供する国からの代表団がサンクトペテルブルクに集まった。
ビジネスプログラムの一環として、80人以上が講演を行う。
フォーラムには、オーストラリア、ブラジル、ギニアビサウ、ドイツ、イラン、アイスランド、イタリア、カザフスタン、カンボジア、カナダ、中国、モロッコ、ナミビア、ノルウェー、米国、シエラレオネ、フェロー諸島、チリ、そして日本からの代表団が出席している。
開会式のセレモニーの後、“世界の海洋における漁業の展望 協力か競争か”をテーマに全体会議が開催され、シェスタコフは、ノルウエー農業大臣サンドベルグ、モロッコ農林水産大臣アカハッシュ、チリ国家水産養殖事務局長マトゥラーナ、大日本水産会白須会長らとともに講演を行った。
(*報告担当者 原口聖二も当フォーラムに参加しています。)
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