2017年09月28日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[南クリール海域イワシ・サバ漁業に科学調査船を投入]
ロシア太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、北海道隣接南クリール海域で展開されているイワシ・サバ漁業の科学的支援のため同研究所所属科学調査船“Профессор Кагановский”(プロフェッサー・カガノフスキー)を現場に投入する。
ロシア業界紙(WEB)が伝えた。
2017年9月25日現在、トロール兼業船9隻、巻き網(巾着網)漁船2隻、計11隻が当該漁業に着業しており、漁獲物は加工母船“Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツエフ)と“Залив Восток”(ザリフ・ヴォストーク)に受け渡されているほか、色丹島の“Курильский рыбак”(クリリスキー・ルイバク)社と国後島の“Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリリスキー・ルイバコンビナート)社の陸上加工場へ供給されている。
なお、当該漁業における同年漁期開始から9月27日までの漁獲量は、イワシ1万100トン、サバ4,900トンで、それぞれ前年2016年同期の6,000トンと2,400トンを上回っている。