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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

南クリール海域で火災のロシア大型加工母船の乗組員 大半が色丹島に移送

2019-09-25 16:04:28 | 日記

2019年09月25日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[南クリール海域で火災のロシア大型加工母船の乗組員 大半が色丹島に移送]

2019年9月24日(サハリン時間)、択捉島南東48km沖合で、火災を起こしたロシア大型加工母船”Петр Житников”(ピョトル・ジチニコフ)の乗組員420名の内、僚船あるいは救助船等に避難した361名が移送され、今日25日、色丹島へ上陸、宿泊施設に入った。

残りの59名は緊急対応のため”Петр Житников”に残った。

”Петр Житников”の船主は、 ХК”Дальморепродукт”(ホールディング・カンパニー”ダルモレプロドクト”)社。

出火元は船内缶詰工場ラインとされているが、原因は明確になっていない。

”Петр Житников”(ピョトル・ジチニコフ)と同様のタイプの大型加工母船は、1988年から1989年にかけ、フィンランドの造船所で3隻建造された。

”Содружество”(ソドルジェストヴァ)ПЗ-2301”Всеволод Сибирцев” (フセヴォロド・シビルツエフ)ПЗ-2303そして、この”Петр Житников”ПЗ-2302。

なお、日本からの公海サンマ洋上買魚受け入れ”Всеволод Сибирцев”は、2011年12月以降、ギリシャ登記の会社によって、リベリア船籍、船名を”HAINAN BAOSHA 001”として管理運航され、中国漁業へ投入された後、2014年にロシア漁業に復活した。

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