2022年10月28日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[アラスカ州知事 オピリオとタラバ禁漁で緊急災害指定を求める]
米国アラスカ州知事マイク・ダンリービーは、個体数が激減した、同州海域のズワイガニ(オピリオ)とタラバガニの禁漁措置について 、連邦緊急災害指定を求める書簡を、下院議長ナンシー・ペロシ、同州選出下院議員メアリー・ペルトラ、そして下院歳出委員会委員長らに送付した。
2022年-2023年管理期間、ベーリング海のズワイガニ(オピリオ)とブリストル湾のタラバガニが禁漁となったことを受け、漁業者への支援金のプロセスを迅速に開始させることを目的としている。
アラスカ州漁業狩猟局は、今月2022年10月、史上初めてベーリング海のズワイガニ(オピリオ)の禁漁措置を発表した。
また、ブリストル湾のタラバガニの禁漁は2年連続となる。
マイク・ダンリービーは、ベーリング海のカニ資源の崩壊の原因を、海水温の上昇と指摘、禁漁措置によるアラスカ州経済の打撃は2億8,700万ドル相当と説明している。