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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

来年2025年“またがり資源”ニシン北海道接続ロシア海域漁獲勧告とTAC設定 前年比33.5%増  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-11-05 01:20:36 | 日記

 

2024年11月05日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[来年2025年“またがり資源”ニシン北海道接続ロシア海域漁獲勧告とTAC設定 前年比33.5%増]

ロシア漁業庁は、北海道に接続する東サハリン海域の“またがり資源”となるニシンの来年2025年の漁獲勧告量を、今般、発表した。

当該海域のニシンは非TAC魚種となっている。

一方、南クリール、西サハリン、そして沿海地方の各海域のニシンはTAC魚種で、先に来年2025年の設定が既報のとおり既に発表されており、これらをとりまとめると別表のとおり4海域の制限数量は約3万7,800トンで、前年となる今年2024年比33.5%増となる。

サハリン州業界は、各地区沿岸沖合へのサハリン・北海道系群のニシンの来遊が急増しており、この資源の本格的な生産と沿岸での処理への取り組みを更に強化している。

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロも、サハリン南西部沖合で当該資源を継続的に調査し、2010年代半ばから、この傾向を確認、日本EEZとまたがり資源となるサハリン・北海道系群ニシンの増加に注目をしている。

なお、来年2025年の西サハリン海域のTAC6,140トンの内、6,040トンがサハリン・北海道系群、残り100トンがデカストリ系群で構成されている。

 

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