名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

野生動物

2008年02月14日 | セカンドルーム
間もなく休猟期の2月15日を迎えるけど、今年は猟師の姿を余り見かけない。
先日の新聞では、猟友会メンバーの高齢化と、猟銃所持許可の返納が増え、野生動物による農林被害が深刻化するだろうと伝えていた。
佐世保市の銃乱射事件以降、猟銃所持者まで危険視される風潮や、銃の管理・使用に関する検査が厳しくなったことに嫌気がさし、銃を手放す人が増えたようだ。
岐阜県によると、農作物の食害は、増加傾向にあり、昨年度の有害鳥獣駆除数は、イノシシ2.800頭、シカ420頭、クマ220頭を捕殺している。
クマは、1月末時点で目撃件数、捕獲頭数とも昨年度の4分の1程度に激減し、人身被害も0だし、森林や田畑への被害情報も寄せられていないという。
岐阜大の分析では、山にクマの餌になる木の実が豊富であったこともあるが、大量捕殺の影響が出ていると指摘している。

人里近くの森が手入れされないままに放置され、過疎化が進んで耕作をやめた田畑が増えれば、人と動物の領域が益々曖昧になり、無益な捕殺が続くことだろう。
この冬は、いつもの年に比べて、雪面のウサギの足跡が目立つ。
キツネが減るとウサギやリスなどが増えるという。
自然界は微妙なバランスを保ちながら維持されているけど、猟師の減少によってどんな影響が出てくるのだろうか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする