
久しぶりに、朝から青空が広がり、
真夏の暑さが戻ってきた。

牧野ケ池緑地を歩いてきたが、急な暑さで
ウォーキングや、遊園地で遊ぶ人は少ない。


竹林や雑木林の中は、昨夜の雨で湿気が残り、
やたら蚊に刺されて、デング熱が頭をよぎる。
蚊のいない芝生広場は、強い日差しで熱中症が気になる。

秋には程遠い陽気だが、満開だったハスの花が実に変わり、
夏の終わりを感じる。

繁茂した水草が池に広がり、鴨の足元で
大きな鯉が悠々と泳いでいる。


雑木林のどんぐりや、栗の実、柿の実なども、
いくらか色づいていた。

ミンミンゼミやアブラゼミの暑苦しい鳴き声が消えて、
ツクツクボウシが夏の終わりを、切なげに泣いている。

赤松のうろに、ミツバチが巣を掛け、
それを狙うスズメバチが旋回していた。

残暑が厳しい中で、小さな秋が近づいていた。