深夜に大雨が降ったようだが、朝には止んでいた。
朝の散歩をしていると、温帯低気圧の名残か、
湿った南の風が生暖かくて蒸し暑い。
堀川は多少増水して濁っていたが、さほどの変化はない。
道路は、街路樹の落ち葉が散乱し、
銀杏もたくさん落ちていた。
午後、荒子観音寺の、円空彫刻の稽古に行く頃は、
夏のような青空が戻ってきた。
今朝のニュースで、地下鉄の駅が浸水し、
長時間不通になったことを伝えていた。
時間あたり30ミリの大雨が、原因のようだが、
この程度で地下鉄が止まるようでは心もとない。
広島を始め各地を襲った豪雨は、
80ミリから120ミリを超えていた。
それに比べれば小雨程度だが、コンクリートに
覆われた都会は、短時間でも集中豪雨に脆いことが分かった。
もし排水能力を超えた雨が、長時間降り続いたら、
どんな災害が起こるか分からない。
時あたかも、国連気候変動サミットが行われているが、
オバマ大統領は、「我々は気候変動の衝撃に直面した最初の世代で、
それに対処できる最後の世代だ」と演説し、二酸化炭素排出の
大国である中国は、米国と共に世界をリードしなければならないと主張した。
一方、安倍首相は、CO2排出削減について、
具体的な時期も数値も示さなかった。
各国の利害や思惑が飛び交う中で、
「気候変動に対処できる最後の世代」の言葉は重い。