名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

円空さんと過ごした三日間

2014年09月13日 | 趣味


毎月第2土曜日は、荒子観音寺で円空仏が一般公開される。



好天に恵まれ、午後1時の開門前から、
本坊に参拝客が訪れていた。

境内の施設を借りて、円空仏の模刻をする「木っ端の会」
の会員が、拝観日の手伝いをしている。



ベテラン会員が来場者に、円空さんの出自から人となり、
各地に遺した円空仏の詳細を説明する。

観音寺所蔵円空仏の特徴の第1は数の多さで、
全国に現存する5340体の内1200余体が観音寺にある。

第2は、大は321センチの仁王像から、2.8センチの
阿弥陀像まで、大小様々な像がある。

第3は、如来、菩薩、天神、観音、文人まで像の種類の多さ。

第4は、像の多様性で、別木の張り付けや添え木、丁寧に彫った像、
木っ端に彫った像など様々な彫り方が見れる。



などの説明を聞いた後、間近で円空仏の拝観をする。



その後、希望者は円空仏彫刻の体験をし、会員の彫った
円空仏一体をお土産に、満足そうな表情で帰って行った。

昨日と今日、そして一昨日と、ほほ笑む円空さんと
一緒に時を過ごし、何だかほのぼのとした気分になれた。
コメント (4)
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