名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

御在所岳登山・その2

2014年09月16日 | 趣味

↑ 御在所岳山頂

鈴鹿山脈の盟主「御在所岳」は、麓の湯の山温泉や
山頂のスキー場、山上公園などの観光施設もあり、
中部地方の人気スポットになっている。

特に山頂迄ロープウエイで行けるので、鈴鹿山脈では
入山者の最も多い山でもある。

登山コースは、湯の山温泉を起点に、表登山道、中、裏、
一の谷、峠道などが通じている。

いずれも、往復6時間前後かかる急峻な道なので、
軽装時はロープウェイが無難だ。




↑ 7合目から見る藤内壁


↑ ウサギの耳

昨日は、アルペンムードが味わえる中道を登り、
下りは懐かしいウサギの耳のテント場や、
藤内壁が望める裏道を選んだ。

藤内壁は、六甲山のロックガーデンや、三つ峠とともに、
ロッククライミングのゲレンデとして有名で、
多くのアルピニストがここで育った。




↑ 四日市、伊勢湾を望む


↑ 藤内壁出合

谷沿いの道は、岩場やクサリ場が無いので、下りには向いている。


↑ ゴロタ石を縫って下る


↑ 土石流の残骸

6合目から下は、東海豪雨や2011年の集中豪雨の爪痕が残り、
昔の様相が一変していた。






↑ 架け替え中の丸木橋


↑ ゆらゆら揺れながら

河原は巨岩や流木がひしめき、登山道は崩落して、
巻き道や丸木橋が作られている。

高校山岳部の頃、河原にテントを張って、夜間の急な雨で
流されたことや、藤内壁からハーケンを打ち込む、
乾いた音が聞こえてきたことを思い出す。


↑ 藤内小屋

土石流にのまれた藤内小屋は再建され、
近くには巨大な砂防ダムが作られていた。



高巻きする登山道は工事中で、水の少ない
堰堤の底を通り抜けて、登山口に着いた。



湯の山温泉で、疲れを癒して帰途に付いたが、
往復7時間のハードコースは、予想していた以上に堪えた。


↑ 湯の山温泉から御在所岳を振り返る

間もなく、推定人口8人に1人の、仲間入りをする
年齢になるが、体力の衰えを痛感する、敬老登山であった。
コメント (4)
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