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バルセロナ対ソシエダ

2025-03-09 20:11:07 | ワールドサッカー
今日は花粉症の悪化で散歩は見送り、自宅でスペインリーグのバルセロナ(以下バルサ)対ソシエダのビデオを見ていました。ソシエダといえば日本代表MF久保建英ですが、残念ながら彼は累積警告で出場停止でした。ソシエダにとっては強豪バルサのアウェイ戦なので、困難な条件の試合でしたが、序盤は高いラインを引いてバルサのDFラインの裏を狙う強気なサッカーを見せました。

前半3分で左クロスを押し込んで先制したかに思えましたが、VARの判定でオフサイドとなり取り消されます。バルサは4-3-3で、ウイングのヤマルとラフィーニャ(写真)を使ってサイドから攻める戦術です。どうしてもソシエダが4バックで、どちらかのサイドにDF4人を寄せて守っているので、その逆に長いボールを送り込めばどちらかのウイングはフリーになります。

しかし、そういう戦術的な攻防は、前半18分の「事件」をきっかけに一変します。バルサがレバンドフスキの浮き球のパスにオルモを走らせようとしたプレーに対し、ソシエダ6番がホールディングスの反則で止めに行きました。これが「決定機の阻止」という悪質な反則と判定され、6番は退場になり、ソシエダは前半18分で一人少ない10人でのプレーを余儀なくされます。

こうなってしまうと、ソシエダはFWを下げてCBを投入せざるを得なくなり、4-4-1で自陣に2ラインを引いて我慢する戦術しか選択肢がなくなります。こうなれば、あとはバルサの一方的なボール支配の試合になります。バルサの試合を見るときはヤマルに注目しますが、長い距離を走るタイプではないものの、次第にドリブルの切れが良くなってきています。彼が中に切れ込んでいくドリブルは、この日は得点につながらなかったものの、次の世代のワールドクラス誕生を予見させるものでした。

ソシエダはどうしても、サイドを攻められるので、4枚のDFと4枚のMFを中央に寄せて相手の個人技を止めに行きました。バルサの前半のゴールになった場面はその外側を利用したもので、オルモの長い距離のサイドチェンジでフリーになった左SBのマルティンが豪快なミドルシュートで先制すると、2点目はオルモのロングシュートがゴール前にいたカサドに当たってコースが変わったものでした。

数的不利、2点ビハインドという状況になると、ソシエダとしてはこのゲームを逆転するのは難しいと判断したようで、主力選手をハーフタイムで下げて若手主体で残り時間を戦うことにします。あとは、バルサの練習を見ているのではと思うほどの個人技からの連携が、残り45分展開された試合になりました。
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