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ペラン監督の手腕(中国対ウズベキスタン後半)

2015-01-25 13:52:36 | ワールドサッカー
昨日、後半だけ見ていなかったアジアカップ1次リーグ、中国対ウズベキスタンの後半を見ました。前半はウズベキスタンの中盤が入れ代わり立ち代わりいろんな選手が上がってくるので、中国は5バック気味になって防戦主体の展開でした。

中国の監督は、フランスの名門リヨンを率いた経験があるフランス人のペラン監督です。ウズベキスタンの中盤は一見強そうですが、守備的な中盤がハイダロフ一枚で、ハイダロフをうまく引き出せばバイタルエリアが空きそうと予想していました。

ペラン監督はそれを十分理解していたようです。中国は前半の3-5-2を4-2-3-1に組み替え、攻撃的MFを増やしてウズベキスタンのボランチを狙う戦術にしてきました。中国は一人一人はうまくても、チームとして連動して動くことが課題のチームでしたが、ペラン監督は的確に戦術的修正を施してきました。

この結果、後半はすっかり攻守が入れ替わりました。ウズベキスタンがゲームメーカーのジェパロフを下げた采配もミスでしたが、中国が左MFの途中出場の孫可(16番)にボールを持たせた策が当たりました。同点ゴールは中国の左からのクロスにウズベキスタンGKネステロフがクリアし損なったミスがきっかけでした。

このボールを右から折り返したプレーから、 バイタルエリアで7番のシュートで追い付くと、決勝ゴールはまさにウズベキスタンの弱点を突いたプレーでした。ウズベキスタンは冬の間はマイナス20度になるので自国でサッカーができないというハンデがあり、後半の運動量は落ちる可能性がありました。

実際、この場面では中国の孫可のオーバーラップにウズベキスタンの戻りが間に合っておらず、バイタルエリアはがら空きで、ミドルシュートを突き刺した中国の狙い通りの逆転勝利でした。今回、中国は1次リーグを3戦全勝で通過しました。日本がW杯を狙うには壁になる可能性が高い相手です。

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