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マチェイ・スコルジャ監督の記憶

2024-08-29 22:21:37 | 浦和レッズ
浦和レッズの次期監督に決まった、ポーランド人監督マチェイ・スコルジャ氏の記憶を書きます。スコルジャ氏は52歳と、年齢的にはまだまだこれからのように見えますが、ポーランドでは十分実績があるベテラン監督です。ポーランドリーグで4回の優勝を誇り、浦和でも再会したホセ・カンテをエースストライカーに据えたシーズンもあります。

もっとも、彼の采配を見たのは、多くの浦和サポがそうであるように、昨年の浦和監督時代だけです。浦和監督時代の彼は落ち着いた采配を見せることが多かったイメージです。彼が怒った姿を見たのは、終盤の神戸戦でGK西川が無謀な攻撃参加をして失点したときくらいです。試合後のコメントでは多少落ち付いたものの、「最低でも確認して欲しかった」と珍しく選手を非難する言葉も発していました。

また、スコルジャ監督の成功の理由に、前任者のロドリゲス監督の良いところはそのまま残したことが挙げられます。ロドリゲスサッカーのノウハウはアンカーの岩尾をCBの間に下げて3バック気味にボールを回して落ち着かせるもので、この形を無理に変えることなく残したことで、スコルジャ監督時代も岩尾は活躍できた印象です。

スコルジャ監督時代の成果といえばもちろんACLの優勝です。準決勝まではロドリゲス監督時代に勝ち上がったもので、「おいしいところを持っていった」かもしれませんが、圧倒的な個人技を誇るアルヒラル相手にしっかりと組織で守り、オウンゴールの1点を守り切れた優勝は、今でも浦和サポの間では永遠に残る快挙です。

もっとも、スコルジャ監督時代の末期は、ACLで海外を次々と転戦する日々でチームが消耗し切ってしまい、ルヴァン杯決勝でアビスパ福岡に敗れたり、ACLのグループリーグ最終戦ではベトナムのハノイFCに敗れたりと、本来の姿でない浦和になってしまいました。続投要請はしたものの、家族との時間を大切にしたいのが辞任の理由だったので、この電撃復帰には多少驚いています。

ヘグモ監督時代の浦和は上手く行っていなかったので、ヘグモ監督の基本戦術を継承することはないと予想しています。シーズン途中からで、難しい采配になりますが、まずは来季につながるような、整ったチームを見せて欲しいと願っています。

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