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青森山田対大津(熊本)

2022-01-10 20:22:00 | 高校サッカー
今日の高校サッカーの決勝戦、テレビ観戦でした。風邪で国立競技場に出向くことは叶いませんでしたが、日本のユースレベルのサッカーでこんなに観客を呼べる大会はこれだけなので、毎年見ています。カードは青森山田対大津(熊本)です。青森山田は4年連続の決勝進出という、高校サッカーでは有数の強豪で、準決勝の高川学園(山口)相手に6-0と完勝しています。

これに対し、大津はサッカーの強豪校では珍しい公立高校です。過去には巻誠一郎(元千葉)、谷口彰悟(川崎)なども輩出している名門ですが、決勝進出は今回が初めてです。もっとも、準決勝の対戦相手だった関東一高(東京B)が新型コロナウイルスの影響で棄権したことで不戦勝となっての決勝進出で、青森山田の中1日に対し、大津は中4日空いているというスケジュールの優位性は持っていました。

しかし、そんな予想はゲームを見ていればあっさり覆されます。ボールを支配するのは青森山田で、運動量もテクニックもスピードも青森山田の方が上という動きの差を見せ、大津がサイドの攻撃的MFに回すと強烈なプレスで2人がかりで潰し、苦しくなった大津は前にクリアするだけでした。こうなれば、青森山田が一方的に攻める前半になりました。

それでも、CKを8本取られながらもGK佐藤の好守で何とか跳ね返していた大津ですが、9本目のCKでFW名須川の動きでニアサイドにわずかにスペースを空けて、そこにCB丸山を走り込ませるサインプレーを成功させ、その丸山のヘディングシュートで先制します。こうなれば青森山田のゲームでした。さらに左SB小野の突破から、ニアサイドに飛び込んで名須川のゴールで2-0とリードして前半を折り返します。

大津にわずかながらチャンスがあったのは後半開始直後でした。思い切って攻めるしかないと割り切って人数をかけて、相手ファウルで2度のFKのチャンスを得ました。これを味方選手に合わせることができれば可能性も出ましたが、青森山田はセットプレーも強く、大津に先に触らせない守備を見えました。この大津の攻勢をしのいだ青森山田は、CKからキャプテン松木が飛び込んでゴールを決めて3-0としてゲームを決めました。

終わってみれば大津のシュートは0本と、青森山田の圧勝に終わったゲームでした。上手さだけでなく、走れてフィジカルが強いという、総合的なレベルの高さを持っているチームが青森山田でした。昨年も最強チームを作りながらPK戦で山梨学院にまさかの敗戦を喫したので、リベンジの気持ちもあったでしょうが、実力をそのまま発揮できれば高校年代ではトップのチームでした。

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