Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

カタール戦プレビュー

2020-01-14 22:44:15 | ワールドサッカー
明日、U-23日本代表はU-23アジアカップのグループリーグ最終戦のカタール戦です。もっとも、日本はグループリーグでサウジアラビア、シリアに連敗して敗退が決まっています。何のために戦うか、意義が見出しにくい試合ではありますが、このまま3連敗で帰国という最悪のシナリオは免れて欲しいと願います。

カタールはA代表と兼任する、スペイン人のサンチェス・バス監督が率います。2022年W杯が地元開催で強化を進めているカタールは、代表チームの待遇が良くなるなど、いい面が現れています。ここまでは、シリア、サウジアラビアに連続して引き分けて、勝ち点2です。この日本戦は勝利のみが決勝トーナメント進出への条件です。

もっとも、今大会でのカタールのチーム状態は良いとは言えません。初戦のシリア戦は九分九厘勝ちという、リードしてロスタイムを迎える展開に持ち込みながら、負傷者を出して一時的に一人少ない隙をシリアに突かれて同点ゴールを食らっています。2戦目のサウジアラビア戦は、ほとんどシュートが打てず一方的に押されての引き分けです。

カタールというチームは、これまでは組織的なプレーを苦手にしており、比較的簡単に弱点を露呈するチームでした。特に、セットプレーの弱さは常に狙えた弱点でした。しかし、カタールという国は、移民が9割を占めており彼らにはカタール国籍を与えない国ですが、この移民を代表に引き上げることで代表チームを強くできるポテンシャルはあります。

日本のA代表が、アジアカップの決勝でカタールに敗れているように、これまでの経験はあてにならなくなってきています。勝ちたい気持ちでは相手が上でしょうが、それをいなして勝って、何かを得て帰国できるよう願うばかりです。
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大相撲初場所2日目

2020-01-14 22:25:48 | 他スポーツ
昨日見に行った、大相撲初場所2日目の観戦記です。席が2階席とはいえ、正面で一番いい場所だったので、写真の鶴竜の横綱土俵入りは撮りやすい場所でした。十両の取組から席に座りましたが、十両では写真にも撮った若手、琴勝峰が目につきました。幕内経験もある矢後に対し、素早く右上手を引いて出るスピード相撲には将来性を感じました。十両琴ノ若と埼玉栄高校でも同期生で、お互い高め合っての今後の成長が楽しみです。



この日のベストバウトは結び前の白鵬対遠藤です。平幕遠藤にとって、白鵬は「上手さ負け」する相手で、遠藤が得意とする相撲の上手さを出させてもらえない相手です。しかし、この日の遠藤はうまく左にずれて当たり、白鵬に対し腰について横を向かせる絶好の形を作ります。白鵬は執念で強引な投げを打って残そうとしますが、遠藤が足を払って「切り返し」の決まり手で金星を挙げました。場内は割れんばかりの拍手で、「遠藤」コールも起きるほどでした。

横綱鶴竜は小結阿炎が相手でしたが、立ち合い押されます。もっとも、膝を負傷して万全でない阿炎が、横綱のいなしについていけず、あっさりと体を入れ替えられました。何とか連敗はしないで済んだ鶴竜ですが、それでも2場所休場明けなので今後、スタミナ面がどう出てくるかにもよります。

白鵬に次ぐ波乱は、大関貴景勝の敗戦でした。相手は平幕北勝富士で、押し相撲同士の相撲だけに先手を取れば勝てると、貴景勝側には考えがあったでしょう。しかし、北勝富士の左からの突きであっさりと横を向かされての敗戦で、ちょっと軽い相撲ぶりで今後が気になる負け方でした。カド番の大関豪栄道も、御嶽海に四つに組まれて連敗と、精彩がありません。

10勝で大関に復帰できる関脇高安は隠岐の海が相手でした。突きに徹したのが奏功し、今場所の初白星を挙げました。高安は先場所の休場の原因になった腰こそ治っているものの状態が不安視されていましたが、10勝に何とか望みをつなぎました。また、前頭6枚目まで落ちていた栃ノ心も阿武咲に勝利し、まずは一息つけたことと思えます。

今の相撲は人気があり、連日満員御礼の盛況です。何とかチケットを確保して生観戦していますが、国技館に行くときはそのときしかできない経験もあるもので、写真の元関脇寺尾が入場券をもぎっていました。そういう、地味でも確実な活動も、人気回復の要因なのかなと感じた生観戦でした。


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青森山田対静岡学園

2020-01-13 22:16:03 | 高校サッカー
今日は大相撲初場所を見に両国国技館に出かけていたので、ビデオ観戦ですが高校サッカーの決勝戦、青森山田対静岡学園を見ていました。チームカラーが全く違うこの両者の対戦で、静岡学園がボールをキープして攻め、青森山田が自陣に2ラインを引いてカウンター狙いという予想通りの展開になりました。

もっとも、準決勝で静岡学園が苦戦した矢板中央より、青森山田は明確に上回る点がありました。それはセットプレーの強さです。最初にセットプレーからDFの5番のヘディングシュートで先制するのは青森山田の狙い通りで、これまでもそうやってリードを守り切ってここまで勝ち上がってきたのでしょう。さらに、青森山田はDFライン裏に出たボールを追った武田が、相手GKに倒されてPKを得ます。

そのPKを武田自身が決めて2-0になれば、あとは青森山田の得意な逃げ切りのサッカーに持ち込んだという印象も受けます。もっとも、前半終了間際で、CKの守備から、相手DFのトラップミスが中谷のところにこぼれてきたチャンスを落ち着いた決め、静岡学園が1点を返したところにこの試合の伏線がありました。

後半、試合の様相は変わりました。前半はブロックの外で回していた印象もあった静岡学園が、青森山田のブロックの中にボールを入れられるようになってきました。ブロックの中は本来プレッシャーがきついので、これまでの相手は常に2枚がつき苦しみましたが、静岡学園の個人のテクニックが、そのプレッシャーに勝てるようになってきました。

また、青森山田のカウンターが後半、つながらなくなってきたのも試合の流れが変わった理由でした。エース武田は前で孤立するようになり、縦へのボールは容易に静岡学園に回収されたことで、静岡学園の一方的なペースになりました。こうなれば次第に青森山田の運動量が落ち始め、静岡学園のFW加納が相手DFを個人技でかわすシュートが出て同点としたことで、試合の勢いは変わりました。

最後は静岡学園ボールのFKからの中谷のヘディングで、0-2から逆転という劇的な展開で静岡学園が24年ぶりの優勝を果たしました。あの王者青森山田の、これほど苦しむ展開は驚きました。それを可能にした、個人技主体の静岡学園の指導が、この展開を生んだのでしょう。こちらを生で見ていればまた違った感想を持ったかもしれないですね。
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ユベントス対カリアリ

2020-01-13 10:55:35 | ワールドサッカー
イタリア・セリエA、ユベントス対カリアリのビデオを見ていました。オフの楽しみのワールドサッカーは、本当にこんなスピードでサッカーができるのだと、いつもの浦和の試合とのレベルの違いを感じて見ています。ユベントスは4-3-1-2、カリアリは4-3-2-1で、前半はカリアリがDFラインを高い位置に保ってユベントスのパスにプレスに行くサッカーで、互角の内容を見せます。

特に、カリアリはボランチの3枚がバイタルエリアを確実に消しているので、この位置にいるとボールが持てないと感じたFWロナウドが左サイドに流れたり、FWディバラが下がってボールを受けたりと、前に拠点が作りにくい試合になってきます。ユベントスのパスは回っているのですが、後ろで回される分には構わないとカリアリは割り切っていました。

相手アンカーのプヤニッチにさばかれたくないカリアリは、シャドーの2枚でプヤニッチを見てきました。こういう、格下側が相手を研究して接戦に持ち込むところは、戦術的に凝るセリエAらしい攻防です。その工夫が効いて、前半は0-0で折り返すことになります。

もっとも、ユベントスはロナウドを中心に、セリエA8連覇という強豪中の強豪です。次第に、カリアリの守備の対応が間に合わなくなり、ディバラのドリブルに対してエリア内でファウルしてPKになり、このPKをロナウドが決めて先制すると、ロナウドはハットトリックの活躍で最終スコアは4-0と大差がつくことになります。

ユベントスでは、両SBを高い位置で使えていた印象が強いです。相手が前に1枚しか残していないと見て、右SBのクアドラードを積極的に前に出していたことが攻略につながりました。そういう、相手に応じてSBの使い方を変えるような柔軟な戦略も、セリエAらしいマニアックな戦術の攻防でしょう。
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リスクマネジメント(1/12U-23日本対シリア)

2020-01-13 10:08:37 | ワールドサッカー
昨日のU-23日本代表のシリア戦は、1-2で敗れて1次リーグ敗退が決まりました。この結果は深刻なもので、五輪金メダルを目指すという森保監督の言葉が説得力を持たないものになります。この大会は、開催国で出場権を持っている日本以外にとっては東京五輪の最終予選で、目指すもののない日本の準備状態などがどうだったかとの疑問も出てきます。

試合内容ですが、シリアに対して高い位置からボールを取り返して攻撃を継続したいというゲームプランは見えてきました。シリアは4-2-3-1で入りたい様子でしたが、次第に両サイドハーフが自陣に押し込まれて6-3-1のような布陣になり、日本にとってはリスクマネジメントをしっかりやりながら連続攻撃を続けたいところでした。

しかし、そのリスクマネジメントをいきなり失敗します。シリアのカウンターで与えたCKから、ニアで相手FWに合わされたボールに対し、相手5番が頭でシュートを打ちに行ったボールを町田が足でクリアしようとして、危険なプレーを取られてPKになります。このPKを9番に決められて、前半10分でビハインドを追う苦しい展開です。

それでも、この日ボランチで起用された齊藤が相手の攻撃をうまくカットして、サイドの橋岡と相馬に回して攻めるという日本のゲームプランは見えてきます。同点ゴールは相馬で、一旦シュートに行ったボールが相手DFに当たって跳ね返ったところを再度シュートして決まったものです。シリアがFWに1枚しか残していないので、最終ラインに3人は要らないと割り切る攻撃も、後半は見せてきました。

もっとも、DFの攻撃参加は諸刃の剣でもあります。確かに、ストッパーの町田や岡崎が上がって行くと、シリアのマークは運動量が落ちていて付けませんでした。そういうときはシュートで終わることが必要ですが、この日の日本は前の選手が「パスのためのパス」になってしまい、特にFWの上田は思い切りの悪さが目につきました。

その中途半端な攻撃は、最悪の形で表に出てしまいました。DFの町田と岡崎が上がっていたタイミングで食らったカウンターに、日本の戻りは遅れ、相手21番のドリブルからのゴールで1-2と勝ち越されそのまま敗れました。またもリスクマネジメントで失敗した、進歩のない敗戦で、このメンバーでは五輪本大会は戦えないと危機感も出てきます。何か、手が打たれるかもしれません。
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ジョウビタキ

2020-01-12 21:21:59 | 埼玉
今日はブログのネタが思いつかないので、先日撮ってきた近所の写真から、ジョウビタキの写真を貼っておきます。ジョウビタキの名前は、鳴き声が火打石を打つような音がするのが由来です。比較的近くにいる、ちょっと美しい鳥ですね。
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静岡学園対矢板中央

2020-01-11 22:00:22 | 高校サッカー
高校サッカーの準決勝、静岡学園対矢板中央(栃木)の映像を見ていました。こういう、どういうチームがわからない試合を見るときは、最初にどちらがボールを持つか、誰にボールを集めるかを見ます。試合の見どころはすぐにわかりました。静岡学園がボールを持って4-3-3のサイドを仕掛け、矢板中央は4-4-2の後ろ2ラインを自陣に引いて守る展開です。

矢板中央はもともとが堅守速攻を旗印にしているチームですが、この日は静岡学園に徹底的に押し込まれてしまいました。それでも、矢板中央はFWの2枚にまで守備をさせて自陣にブロックを作り、ひたすらクリアで耐える展開を続けます。矢板中央のカウンターはほとんどつながらず、前半は矢板中央のシュートは0本に抑えられます。

静岡学園はJ1鹿島内定の右FW松村が中心のチームです。彼を中心にサイドを何度も仕掛け、クロスを次々と送りますが、最後のシュートだけが遠い展開でした。静岡学園はセットプレーにも強さを持っており、CB阿部の頭を何度も狙ってきますが、矢板中央のDFも強くシュートは枠内に飛びませんでした。

最終的には、シュート数は静岡学園26本、矢板中央1本と大きな差がつく試合になりますが、スコアだけは終盤まで0-0が続きます。矢板中央サイドとしては「狙い通り」とPK戦決着も視野に入れていたようです。この試合は45分ハーフと、高校サッカーの準々決勝までの40分ハーフから10分長くなっていました。その長くなった分がどう出るかというのもポイントでした。

このような一方的な展開だと、後半が5分長くなると攻める静岡学園に有利になるだろうと思われます。結果的に、最後のロスタイム、静岡学園の突破を矢板中央6番がファウルしてPKになり、このPKを松村が決めてこれが決勝点となり1-0で静岡学園の勝利に終わりました。40分ハーフだったらPK戦だった、ルールの綾です。

これで決勝戦のカードは青森山田対静岡学園に決まりました。これまでの戦いを見ていると静岡学園が攻めて、青森山田がカウンターを繰り出すという構図になりそうです。もっとも、青森山田の守備はこの日の矢板中央より体力レベルが上という印象もあり、終盤までもつれる面白い攻防が見られるのではと思っています。
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まさかの破綻(1/9U-23日本対サウジアラビア)

2020-01-11 21:00:29 | ワールドサッカー
ようやく、木曜日のサウジアラビア戦を落ち着いて振り返れるようになってきました。サウジアラビアは育成年代から一貫して同じ監督が率いており、日本とよく似た組織力で勝負するチームでした。日本の3-6-1に対してサウジアラビアも3-5-2なので、この試合はミラーゲームに近い形になり、同じポジションの選手のマッチアップで勝った方が優位に立てる試合になります。

もっとも、サウジアラビアは瞬間的なスピードで日本を上回る強みがありました。日本としては組織的に守って、相手FWに2枚をつけて万全を期しても、それを個人のスピードで一瞬空けることができる瞬発力がありました。そのため、攻めていたのは日本でも、決定機の数ではサウジアラビアに多いという、少し苦しい展開で前半を0-0で折り返します。

最初の失点はマークのずれでした。サウジMFが後ろからドリブルで仕掛けてくる動きに日本の対応は遅れ、ズルズルと後ろに下がってしまいチェックに行く選手がいませんでした。サウジはその個人技で10番をフリーにすることができたので、この失点は大いに反省すべき形です。もっとも、シリア対カタールが引き分けで終わっているので、日本としては引き分けでもある程度意義はあります。

同点ゴールは食野のテクニックでした。身体能力で抜くサウジと違って、食野は急激に走る方向を変えることで相手DFを半分抜いて、思い切り放ったシュートが相手DFに当たって同点にできました。この同点ゴールがサウジに与えた影響は大きかったようで、次第にサウジの中盤の運動量が落ちてきました。日本としては勝ちに行くべきか、引き分けでもいいと割り切るかの判断が必要でした。

結論は勝ちに行く様子に見えました。その判断自体はいいと思います。日本がボールを支配して、いい形に持ち込めばいいので、あとは後ろのリスクマネジメントをしっかり行えばよかったですが、そのリスクマネジメントがまさかの破綻を生むことになりました。DF古賀のバックパスが弱く相手FWに拾われる痛恨のミスで、これをGK大迫がファウルで止めてPKとなり、これを決められた日本は1-2で敗戦となります。

この負けは非常に痛いです。日本としては残り2戦は連勝以外許されない展開になってしまいました。もっとも、A代表では簡単にやっているように見える試合運びの技術も、U-23代表クラスだと弱さもあったのでしょう。その反省を生かして、最低でも決勝トーナメントには行かないと、選手たちにとって得たものがない大会になってしまいます。
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シリア戦プレビュー

2020-01-10 22:59:46 | ワールドサッカー
明後日の日曜日、U-23日本代表はグループリーグの第二戦、シリア戦を迎えます。初戦のサウジアラビア戦でまさかの黒星を喫した日本代表ですが、シリアとカタールの初戦が引き分けに終わっているので、シリアとカタールに連勝すればグループリーグを自力で勝ち上がれる条件ではあります。

もっとも、今のチーム状態ではその期待に応えきれないかもしれません。サウジアラビア戦は相手の動きが落ちて、たたみ掛けようとしたところでまさかのバックパスのミスが出て敗れるという、最悪のシナリオをたどってしまいました。サウジアラビア戦の苦戦の原因となった、相手の個人のスピードへの対応は、このシリア戦でも重要になってきます。

シリアのカタール戦の映像を見た印象では、シリアはフィジカル重視でゴリゴリと来る相手です。どうしても、国土が内戦状態で荒廃しているシリアはサッカー協会の資金面は決して豊かではないので、試合が続いてくるとチームの消耗度が大きくなってくるでしょうが、第二戦の日本戦はまだ余力が残っている可能性もあります。

それでも、先に動きが落ちたのは資金面では豊かなはずのカタールでした。それだけ、U-23代表となるとA代表から類推するチームの実力が、その通りに反映されるとは限らない事例です。カタールの最終ラインに対して仕掛け続けたシリアが、ロスタイムに追いついて2-2に持ち込んだ引き分けなので、シリアの方に勢いはあるでしょう。

他国は五輪の出場権を賭けて戦っているこの真剣勝負に、開催国ですでに出場権を持っている日本がどこまで本気になれるかという不安はありました。食野を除く海外組の招集に失敗するなどのマイナス面も出ており、ここで何とかチーム状態を立て直して決勝トーナメントには行かないと、選手にとって得たものがない大会になってしまいます。

どうにか、最終戦に望みが残る状況にはしないといけません。このU-23アジアカップが、意義ある強化の場であるよう、日本代表には最善を尽くすことを期待したいです。
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南野デビュー戦(リバプール対エバートン)

2020-01-08 21:37:19 | ワールドサッカー
日本代表MF南野拓実のデビュー戦となった、FAカップ3回戦のリバプール対エバートンの映像が手に入りました。ベストメンバーに近い陣容で勝ちにきたエバートンとは違って、クラブW杯もあって過密日程のリバプールは、思い切ってメンバーを大きく落としてきました。それで南野が出られたとも言えます。

注目された南野のポジションは、驚くべきことに3トップの中央でした。背の高くない南野にとってはベストの位置ではなかったようで、一度味方クロスを頭で合わせたチャンスがあった程度で、残念ながら後半25分で途中交代でした。ウイングかMFでの起用を予想していたので驚きましたが、リバプールでFWで試合に出るのは、マネ、サラー、フィルミーノというワールドクラスが相手で厳しいです。

もっとも、16歳の選手(右FWのエリオット)までいた、若手主体のリバプールが思った以上に機能していました。最年長のベテラン34歳、左SBのミルナーは前半で負傷交代でしたが、MFで出場していたララーナや、左FWのオリギという準主力組がチームをうまく引き締めていました。ベストメンバーのエバートンに対して圧倒はされませんでした。

それでも、エバートンは若手主体のチームには負けられないと奮起してきました。シュート数は互角でしたが、決定機に近い形はエバートンに多く、一つでも決まっていれば試合はエバートンのものでした。リバプールGKアドリアンの好守と、リバプールのホーム、アンフィールドの雰囲気で何とかしのいでいた印象です。

南野が後半25分で退いた後、リバプールにゴールが生まれます。MFから一列上がっていたジョーンズのゴールでした。ペナルティエリア外から突き刺すようなシュートが、クロスバーに当たって内側に跳ねました。18歳にこのプレーを見せられると、南野を巡るポジション争いは厳しいなと伝わってきます。

最後はエバートンがDFミナを上げて総攻撃するも、リバプールが守り切って1-0でこの試合を勝利します。南野が本当にリバプールで試合に出ているのを見たのは嬉しいですが、それでもベストメンバーのリバプールではないので、プレミアリーグで試合に出て初めて喜べると、今後を楽しみにしています。
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