kotoba日記                     小久保圭介

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答らしきものが今朝わかった

2006年11月06日 | 文学
保坂和志著「小説の自由」を昨日から読んでいる。
僕は遅読なので、時間がかかる。まだセンテンス1の「第三の領域」のみ。
昨日、布団に入って「第三の領域」を読み終えたと同時に寝てしまい、
電気が朝までついている始末。

さて。この本はむつかしい。保坂本人も考えながら書いているから、
大変ぐにゃぐにゃしている。
今朝も労働をしながら頭がカチンコになっている状態だった。
それでも。
「第三の領域」には書かれていない、テレビで保坂が言っていた「小説の言葉は音楽だ」
から、僕は僕なりに、ある答らしきものが、今朝の目覚めと同時に、
はっきりと頭に浮かんでいた。
小説とは何か。
これを考えるうえで、このむつかしい本は僕にはいまのところ有効に思える。
小説とは何か、は、<僕にとって>小説とは何か、ということです。
それがわかった気にいまのところなっている。
やっと次の作品の文体の糸口がほどけてきた。見えてきた。

僕は頭が悪い。それはそれで仕方がない。小説はやっぱりインテリが書くものだ、
と今回も思った。でも、頭が悪いなら悪いなりに、できることがある。
つまりは、自分が持っているものを使用すること。自分が持っていないものは、
どうしようもない。

と今日、ツバキノオジに「昨日読んだ本がむつかしくて、頭がカチンコで、でも、小説の文のことが僕なりにわかってきて、読書って大嫌いなんだけど、こうやってたまには考えると、
けっこう、為になって、次の作品の文体うんぬんが、で、良かったです」
と言うと、オジは、
「この道より我を活かす道なしこの道を歩む。オオタドウカンだ」
と言った。
「『歩む』っていう言い方、良いですね」
ツバキノオジはいつも僕の話をちゃんと聞いてくれるし、
力を僕に与えてくれる。
気持ちや気分が落ちていても、オジと話すと元気になってくる。

いかん、、、、、、もうこんな時間じゃねえか馬鹿野郎。
とっとと布団入って、次、読まねば。俺が書く為に。
コメント
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