kotoba日記                     小久保圭介

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宇宙の子

2006年11月21日 | 生活
冷たい雨の土曜日の朝、
イカイさんが通った。
カラーボールを3つと、
黄色い大きな登山リュックサックを背負って。
カラーボールを3つ、
手で回して、歩いていった。
曲月tにはなれなかったのですね。
黄色いオーバーオール姿で、一輪車にも乗っていたと、噂できいています。
イカイさんは、人混みの中を、
西に向かっていった。
前世はたぶんヨーロッパのへたくそなピエロだった、と思。

アイビー(ツタ)
縁起が良い → 常緑だから。

月曜日、
柳の木に、酸性雨流れる。
それを水で流した。
ツバキノオジは言う。
「宇宙の法則は『それらしく』だ」
「宇宙ができたのは偶然だ」
「神は人間がつくったんだ」
「宇宙の子は海の子だ」

イカイさんがまた通った。
また3つの玉を上手に両手の上で回していた。
後ろ姿を見ていると、玉が落ちた。
イカイさんが笑って振り向いた。
手を振ると、
イカイさんも手を振って、
西に向かっていった。

火曜日、
「宇宙は語り合っていない」
とツバキノオジは言う。
朝からもの凄い力で、
オジの言葉が胸にズキューンと入る。
オジは天才だ。

---//---

柳の木の横で、
モンキイチョウが誰かに踏まれて昇天していた。
かたわらをもう一匹のモンキイチョウが飛んでいた。
踏まれたモンキチョウを横の植え込みに置いた。

空は青かった。
飛行機雲も見た。
昨日の夕方は小雨があって、
やんで、
虹が見えたかも、
と、
忘れた頃に、夕空を見た。
空を見ることは大切なこと。
大きなイチョウの木をまだ暗い朝に見、
その緑を体で感受することも。

コメント
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