kotoba日記                     小久保圭介

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(無題)

2006年11月13日 | 音楽
空、青く、飛行機雲、西から東にむかって消えていた。

昨日テレビで見た映画「寒椿」の話をツバキノオジに話していて、
あとから姉さんが来て、「昨日、寒椿っていう映画やってて」
と姉さん発し、高知を舞台にした映画の話に花が咲く。

アスファルトの隙間に、草を見つけ、
オジと何だろうと発していて、
「芝だ」とオジ発す。

空、青く、冬の雲、見る。

ギンナンの木、緑の葉
オスとメスの木、隣どうしに立ち、
朝の中に凛としている。

川の岸に、ロープで縛られた屋形船が三艘
あれに乗れば、海までいける。

熊野。
熊野。

「心だけが集まってくる」
とツバキノオジが言った。

早朝、大声を辿っていくと、
酔っぱらいの歌声あり
それ、浜田省吾か長渕剛かの歌
「うまいなあ」
とオジが発す。
ちんぴら風であり
サラリーマン風であり
大声で歌い、大通りの真ん中を千鳥足で歩んでいく。

あらゆる人々が声なく発する
さびしい、
と。
そのさびしさのみが
この世のすべてだ。
すべての起因だ。
なおかつ、艶っぽいのが、さみしさだ。
コメント
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