朝、けっこう歩いて、
午後から、またたくさん歩きます。
今日は昨日と違って、太陽がギラギラなので、
さすがにふらふらしてきました。
おまけに、リュックには買った大量の野菜を入れたので、
もっと北上しようと思っていたのですけど、
それ以上は遠出できません。
しかたがないので、東に向かい、
図書館に寄って、
ずいぶん、長居してしまいました。
図書館にうかつに入ると、
すぐ長居してしまいので、
最近は、借りる本を決めてから行くのですけど、
今日はしかたがない。
中上健次関連の本を中心に、
5冊拝借。
どうしてだが、
中上健次という存在が、
気が付くと、僕に、
何かを伝えようとしているのです。
帰り道、本でさらに重くなったリュックをしょって、
暗くなりかけている道を歩き、
中上健次のことを考えていました。
仮に、中上が今でも生きていて、
仮に、僕と面会する機会があったとしたら、
中上は僕に、僕の小説に何というだろう、と。
僕は中上健次を全部読んでいるわけではないのに、
最初に書いた小説を、中上健次に読んでもらいたい、
と思ったのです。
その後、東京で暮らし、紀伊国屋書店があるビルの、
ホール、紀伊国屋ホールだったかな、
そこで「批評空間」という雑誌の発行を記念して、
シンャWウムを聞いた時、
僕にとっては最初で最後の生の中上健次を見ました。
パネラーは代表の柄谷行人、浅田彰、磯崎新、
そして、予定にはなかった中上健次です。
出版社の稿料の安さに中上は文句を言っていて、
会場に来ている高橋源一郎に、
「ゲンちゃん、どこにいる? お前、一枚(原稿)いくらだ?」
と聞いていました。
高橋は挙手をしただけで、稿料には何も答えていませんでしたけれど。
確か、そのシンャWウムの前に、
湾岸戦争に反対する作家会議みたいなものがあって、
その流れもあって、会場にはたくさんの作家が来ていたと思います。
中上健次も高橋源一郎も作家会議出席の流れで、
批評空間のシンャWウムにも来ていたのでしょう。
図書館で、中上の小説、発言集、対談の本を前にして、
僕は中上の声を聞こうとしていました。
きっと、こういうだろう、こうもいうだろう、
と帰り道にも、思っていました。
---
映画観賞は、
「愛の流刑地」、
「夕凪の街 桜の国」。
午後から、またたくさん歩きます。
今日は昨日と違って、太陽がギラギラなので、
さすがにふらふらしてきました。
おまけに、リュックには買った大量の野菜を入れたので、
もっと北上しようと思っていたのですけど、
それ以上は遠出できません。
しかたがないので、東に向かい、
図書館に寄って、
ずいぶん、長居してしまいました。
図書館にうかつに入ると、
すぐ長居してしまいので、
最近は、借りる本を決めてから行くのですけど、
今日はしかたがない。
中上健次関連の本を中心に、
5冊拝借。
どうしてだが、
中上健次という存在が、
気が付くと、僕に、
何かを伝えようとしているのです。
帰り道、本でさらに重くなったリュックをしょって、
暗くなりかけている道を歩き、
中上健次のことを考えていました。
仮に、中上が今でも生きていて、
仮に、僕と面会する機会があったとしたら、
中上は僕に、僕の小説に何というだろう、と。
僕は中上健次を全部読んでいるわけではないのに、
最初に書いた小説を、中上健次に読んでもらいたい、
と思ったのです。
その後、東京で暮らし、紀伊国屋書店があるビルの、
ホール、紀伊国屋ホールだったかな、
そこで「批評空間」という雑誌の発行を記念して、
シンャWウムを聞いた時、
僕にとっては最初で最後の生の中上健次を見ました。
パネラーは代表の柄谷行人、浅田彰、磯崎新、
そして、予定にはなかった中上健次です。
出版社の稿料の安さに中上は文句を言っていて、
会場に来ている高橋源一郎に、
「ゲンちゃん、どこにいる? お前、一枚(原稿)いくらだ?」
と聞いていました。
高橋は挙手をしただけで、稿料には何も答えていませんでしたけれど。
確か、そのシンャWウムの前に、
湾岸戦争に反対する作家会議みたいなものがあって、
その流れもあって、会場にはたくさんの作家が来ていたと思います。
中上健次も高橋源一郎も作家会議出席の流れで、
批評空間のシンャWウムにも来ていたのでしょう。
図書館で、中上の小説、発言集、対談の本を前にして、
僕は中上の声を聞こうとしていました。
きっと、こういうだろう、こうもいうだろう、
と帰り道にも、思っていました。
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映画観賞は、
「愛の流刑地」、
「夕凪の街 桜の国」。