kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

稲光

2008年08月08日 | 生活
昨日観た映画「夕凪の街 桜の国」、
があまりよかったので、
今日も観ました。
麻生久美子が、
最後に、モノローグする声があるのですけど、
それが圧巻です。
こういう反戦の方法もあるんだな、
と映画表現の可能性に、
胸を打たれます。
最後の、モノローグのセリフが良く、
それを言う、麻生久美子の言い方が、
セリフの言葉を、
さらに生命力あるものとさせていて、
ああ、こういう映画は良いな、
と泣きながら素直に思いました。
ぜったい、こんな映画、
映画館では僕は見られません。
というか、
映画館に行って、号泣してまずいな、
と思う邦画が、
最近、凄く多いです。

もう一本は、
「逃亡くそたわけ」。
原作は糸山秋子ですけど、
やっぱり、言葉の技術がある原作の方が僕は好きです。
先日も、「人のセックスを笑うな」を
観ましたけど、
こっちも原作が断然良いです。
それでも、
「逃亡くそたわけ」は、
小説の登場人物「なごやん」のおかしみが、
映画でもちゃんと笑えて、良かった。
原作では、火口で、
「くそたわけー」
と叫ぶのですけど、
映画では、
潮がひいたら道ができる、
陸から島への道ができる、
海辺が舞台になっていて、
あの海の小道は、
とても素敵でした。
この映画の、
一番の見所で、
思ったより、
良い感じの映画でした。
ロードムービーへの、
監督の意気込みが感じられる映画です。

今日も散歩です。
目標は二万歩です。
涼しい朝、もう少し歩をのばせておけば良かったのですけど、
夏なのだし、
炎天下を歩かないと、
夏が体で判らずじまいになり、
きっと後悔するので、
午後からはきつかったけれど、
水を飲みながらの散歩でした。
初めて通る道に、
大きな庭があって、
たくさんの樹木がありました。
それと、
平屋で、植物の蔓が屋根まで盛り上がっていて、
全体が植物で覆われている家屋を発見しました。
どんな人が住んでいるんだろう、
と不思議です。
空は夏。

夜、映画を観ていたら、
外で突風。
ベランダに出てみると、
稲光がたくさん見えました。
僕の住むところは、
7階なので、空で光る雷がよく見えます。
窓の中からでは、
風の強さや、湿度、
雷鳴が空に響く音が判らないので、
生で見るのが良いな、
と思っていました。
花火を見るように、
椅子まで出しての、
雷見物です。
雷は雲から下に行くものばかりだと思っていたけれど、
北の空から南の空に、
横に稲光が通って、
すんげえ、と思って、
かなり観ていました。
雨風も涼しくて、
夏の景です。
岐阜方向とか、
三重方向に、
たくさんの、
雷が光っていて、
ずっと観ていても飽きません。
映画より、面白かった。
凄かったのは、
下に落ちる稲妻もそうですけど、
横に走る稲妻の数々です。
こんな雷を、
僕は情けないことですけど、
初めて観ました。
降りそうで降らない雨が、
やっと、少し降り、
涼しい風がやんだので、
雨もやみました。
映画の続きを観て寝ました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする