kotoba日記                     小久保圭介

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多幸感

2019年12月16日 | 生活
労働後
八百屋に寄る
たくさんの野菜と果物
しかも安い

レジを済ませ
外に出て
かごから袋に
野菜を入れている時
幸せを感じた
それは多幸感というもの
持続する幸せな感覚
これは何だろう
八百屋は美しい
野菜や果物
この人たちが
自分の体を良くしてくれる
しかも安い
だからとて
いつもそんな多幸感ではなく
今日は特別かもしれない
稀に八百屋で
こう感じる時がある
野菜が生きているからだろうか

いろいろ思うけれど
わからない
不思議だらけの
この世に生まれ
冬の帰路
野菜を詰めて
うれしき
夕べ



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雨を待つ冬のいろいろときたら

2019年12月16日 | 生活詩
  



乾いた土は木のために
数多の微生物の息のため
全身で
空から来る水の供給
声に出さずに叫ぶが如く
冬の雨天の前ぶれに
轟き鳴るは雷ではない
命の繋ぎの怒号なり

あわてて雨の支度を整え
今落ちる
水滴を
見えぬ手で器をこしらえ
命の全てが
今か今かと
待ち受ける
人はその水
慈雨と名づけ
名前をつけて
安心していろ



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