kotoba日記                     小久保圭介

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屁をこく

2020年04月26日 | 生活
  
   


日曜日

寝唐キ
肉じゃがをシバき

そうだ八百屋に行こう
と自転車で

ところが
何も買わずに家に帰った
財布をわすれたわけじゃない

14年間
通ったけれど
何も買わずに
店を出たことは初めてだった

高い
すべてが
高い

安定価格の
なめこは
品切れ

しょうがない
きっと流行病の影響に違いない
納豆だって
安い納豆が品薄または売り切れで
もう小久保財務大臣は
消費抜本改正特別緊急会議で
「米と味噌があれば人間は生きていける」
と発言し
続いて
小久保健康増進室室長は
「米にはビタミン、ミネラル等すべての栄養素があり、味噌は塩分補給に加え、日本が編み出した発酵食品の代表と位置づけ、わざわざ納豆や野菜を高値で買う必要はない」
と発言
それに対して
小久保生活省特別顧問は
「理論的にはそうだろうが、一個十円高い納豆購入まで見合わせるとはいかがなものか」
と苦言を呈した形になり
続いて
世界納豆会議長の小久保氏はテレワークで
「本来は納豆など自分で生産するものだ。大豆を煮たものに、納豆を混ぜて置いておけば納豆になる」と輸入依存を真っ向から否定すると
「冗談じゃない馬鹿野郎」
と激昂したのは日本納豆協会理事の小久保氏であった
小久保財務大臣補佐は
「そもそも論点は納豆ではなく、野菜の高騰にあり、大型ショッピングセンターの値段の10分の1である八百屋の価格に是非は論外、たかがわずか30円の値上がりに左右されるほど小久保財政はひっ迫してはいない」
と発言すると
消費者団体『野菜と果物と発酵食品の会』代表の小久保氏は
「わずかとは何だ」
と強い口調で異議を申し立て
会議は騒然となり
一時中断した
世帯主である小久保氏は
「まあ、日によって野菜も値段が変わるわけですから、安い時に買ったらええんちゃいますか? それか盗むかどっちかやねえ」
と穏やかに発言し
満場一致で世帯主の小久保氏は支持され
消費抜本改正特別緊急会議は
全員
立ち上がり
拍手とともに
いっせいに
各人
さまざまな屁をこいて
終了した

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とある映画監督に
「詩人」と言われて
有頂天になった小久保さんは
洗濯をして
ご飯を炊き
期間限定の配信
遠藤ミチロウリスペクトライブをYouTubeで見て
茂木綾子監督の
「みちのく潮風トレイル南部・北部。春夏秋編」を
なんと無料でYouTube配信されているので
拝見し
その映像の美しさに
悦に入る
同監督の最新作
『ZEN FOR NOTHING』(なんでもない禅)を
いつになったら
名古屋で見らるのだろう

呟くに至れり