安倍首相は6月18日、新型コロナウイルスの対策本部会合で、感染者と濃厚接触した可能性を知らせるスマートフォン向け無料アプリを6月19日から提供開始するとし「クラスター(感染者集団)対策をもう一段強化する」と説明した。
利用者の特定につながる個人情報は取得せず「安心して活用してほしい」と呼び掛けた。
スマホのアプリストアからダウンロードする。
利用者同士がI肩以内の至近距離に15分以上いると、互いの端末にデータが残る。
利用者の感染が判明すれば、記録をたどり濃厚接触した可能性がある人に通知が届く。
アプリの画面では、過去2週間に濃厚接触があったかどうか確認でき、接触していればその日にちと件数も分かる。
体調不良を感じる人は、専門の相談窓口やPCR検査を受診するための案内を受けることも可能だ。
アプリは海外で先行導入されているが、普及率の向上が課題となっている。
政府はプライバシー保護を重視し、利用者の名前や電話番号などの個人情報に加え、衛星利用測位システム(GPS)を使った位置情報なども取得しない設計にした。
西村康稔経済再生担当相は6月18日、対策本部に先立つ記者会見で、アプリ提供を6月19日から始める予定だと明らかにし「感染の可能性をいち早く知ることができるメリットがある」と述べた。
西村氏はコンサートや展交器ど屋内の大規模イベントに関する新型コロナ対策の指針について、収容定員の制限の緩和に向け、関係団体や専門家による検討
会を開くことも明らかにした。
週内にも第1回会合を開き、早ければ6月中にも方向性を示す考えだ。
屋外イベントについても、屋内での対策を参考に緩和を検討する方向
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