人生の終わりに備え、身の回りの整理などを行う「終活」を巡り、60歳以上の親を持つ男女の67.7%が親と話し合った経験がないことが今年2月の民間調査で分かった。
新型コロナウイルス禍前の2019年調査より約10ポイント上昇。
担当者は「コロナで親が死を連想してしまう可能性があり、話しづらい雰囲気が助長されたのでは」と指摘した。
調査は医療介護情報サービスの「エス・エム・エス」が2月2~3日にインターネットで行い、60歳以上の親を持つ男女1003人から回答を得た。
終活について親と話し合ったことがないとした人は67.7%。
理由(複数回答)は「切り出しにくい、話しにくい」「話す機会、時間がない」「何を話すべきか分からない」の順だった。
一方、話した経験や話す意思がある人のうち22.7%は「新型コロナの影響で先々のことを考えた」とした。
「親と生前に話しておきたいことは何か」との問いには、「介護の希望」(37.5%)。
「葬儀」(36.8%)、「延命治療」(35.9%)が上位を占めた。
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