日韓両政府は、外務、防衛当局の局長らによる「日韓安全保障対話」を4月にも開催する方向で調整に入った。
2018年3月以来、約5年ぶりの再開となる。
北朝鮮の核・ミサイル開発への対処で連携。
中国の軍事動向についても協議する見通し。
安保対話は、岸田首相と尹大統領が3月16日の会談で早期再開方針で一致していた。
両国は今後、関係正常化へ各分野で政府間協議を加速させる。
外交筋が3月27日明らかにした。
日韓間では外務次官級の「戦略対話」や、経済安保に関する新協議も開催日程を調整している。
首相は、5月の先進7力国首脳会議(G7広島サミット)拡大会合に尹氏を招待した。
2国間会談も予定しており、頻繁な首脳間対話で関係改善を軌道に乗せたい考えだ。
韓国としては、尹氏が4月26日に予定する米国国賓訪問の前に日本との安保対話を実現し、日韓修復を米国にアピールしたい狙いもある。
安保対話には日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長と防衛省幹部が出席予定。
韓国側は徐蔓廷外務省アジア太平洋局長らの参加が見込まれる。
韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄票答撤回したことを踏まえ、北朝鮮の弾道ミサイルヘの対応を強化。
発射から着弾までの情報をリアルタイムで共有する仕組み構築に関しても議論するとみられる。
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