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日本人平均寿命2年連続で縮む コロナが影響

2023年07月30日 | 少子・高齢化

2022年の日本人の平均寿命は女性が87・09歳、男性が81・05歳となり、前年比で女性は0・49歳、男性は0・42歳それぞれ縮んだことが7月28日、厚生労働省公表の簡易生命表で分かった。

前年を下回るのは男女とも2年連続。

同省は「新型コロナウイルス流行の影響が大きい」としている。

国別順位は女性が前年と同じ世界1位で、男性は3位から4位に下がった。

女性は2位が韓国(86・6歳)、3位がスペイン(85・83歳)。

男性は1位がスイス(81・6歳)、2位がスウェーデン(81・34歳)、3位がオーストラリア(81・30歳)だった。

厚労省によると、今回の2021年・2022年の以前に2年連続で前年を下回ったのは2010年2011年がある。

担当者は 「珍しいことではあるが、このまま下がり続けるとは考えていない」とし、コロナ流行が落ち着いていけば再び平均寿命が延伸する可能性があるとした。

 コロナによる2022年の死者は概数で4万7635人。

傾向が今後も変わらないと仮定し、2022年生まれの人が将来、コロナで死亡する確率は、女性3・03%、男性3・28%で、2021年からいずれも2倍以上に上昇した。

がんや心疾患、脳血管疾患による死亡確率は女性が42・10%、男性が47・12%。

この三つの病気による死亡がなくなった場合、女性は5・07歳、男性は6・11歳、寿命が延びると見込んだ。

2022年生まれの日本人が75歳まで生きる割合は女性が87・9%、男性が75・3%。

90歳までの割合は女性49・8%、男性25・5%とした。


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