無所属の山尾衆院議員の地元後援会会長が11月12日、辞任したことが分かった。
週刊誌で不倫疑惑を報じられた倉持弁護士を事務所の政策顧問とする意向を固めたことが物議を醸している最中に、苦しい選挙戦を支えた恩人が「一線」から退くことになった。
辞任したのは愛知県、愛知7区の東郷町後援会会長の野々山氏。
本紙の取材に「11月12日の役員会で辞任を申し出て了承された」と明かした。
「選挙前から高齢のことなどがあり、辞任を考えていた。 選挙が始まってしまったもんだから何とか頑張った。 票を集める力が弱くなったことも実感した」と説明。
「山尾氏の行動や言動とは関係ない。 前から決めていたことだ」と強調した。
会合の出席者には「今後も応援してほしい」と伝えたという。
11月7日に山尾氏が倉持氏を政策顧問に起用することが明らかになったことを受け、野々山氏はメディアを通じて「はっきり言ってノー。 タイミングとしてノーだ」と難色を示していた。
9月に倉持氏との不倫が報じられた際にも「脇が甘い」と苦言を呈していた。
山尾氏は不倫報道を受けて無所属で衆院選に出馬。
自民党候補との一騎打ちに834票という僅差で勝利。
野々山氏は、山尾氏から安倍政権と向き合う決意を直接聞いて支援を決めていた。
国会に再び送り出してくれた恩人が身を引くことは、山尾氏の今後にとって痛手となりそうだ。
山尾氏を支援した野々山氏は「愛知7区は不倫を容認する区」ということ全国に広めた。
いまさら後援会をやめることは理解できない。
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