国際パラリンピック委員会(IPC)のスペンス広報部長は8月21日、メインプレスセンターで記者会見し、8月24日に開幕する東京パラリンピックの参加国・地域は160を下回り、過去最多だった2012年ロンドン大会の164には及ばないとの見通しを示した。
政治情勢が緊迫するアフガニスタンが参加を断念する方針であるほか、サモア、キリバス、トンガ、バヌアツが渡航の際に経由地で新型コロナウイルス対策による厳格な隔離措置を求められることなどから、来日が困難だとした。
またスペンス氏は、コロナ禍の影響で出場に必要な国際クラス分けを受けられていない陸上など8競技、116選手を対象に、競技開始前に判定の機会を提供すると明らかにした。
パラスポーツでは障害の程度、区分を細分化したクラス分けを専門家が行うことで、競技の公平性を担保する。
8月20日に判定を開始した陸上のほか、ボッチヤ、カヌー、自転車、ボート、シッティングバレーボール、車いすラグビー、車いすテニスで実施する。
会見に同席した大会組織委員会の中村大会開催統括は、パラの新型コロナ対策について「(選手らに)基礎疾患がある場合は(感染すると)重症化しやすい。 きめ細かい対応が必要だ」と強調した。
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