希望&夢

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救命いかだ使用不能 乗員発覚恐れる

2014年05月06日 | 外国

韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、甲板に設置されていた40以上の救命いかだのほぼ全てが使用不能で、乗員が事故前からそのことを認識していた疑いが強まっている。

船員らは沈没直前、船内放送で乗客に待機するよう指示し、犠牲者が拡大した。

乗客が脱出を図ればいかだの欠陥が発覚するため、あえて待機を命じた可能性があり、捜査当局は逮捕したイージュンソク船長らを追及している。

甲板には少なくとも42のカプセルに入った救命いかだが備えられていた。

正常なら、カプセルを海に落とせば中からいかだが飛び出し、甲板に付いたまま水没すれば固定器具が自動的に外れ、いかだが海面に浮き上がる仕組み。

しかし、沈没直後に浮かんできたいかだはなかった。

救助活動を行った韓国海洋警察の警察官は、甲板からカプセルを海に落とそうとしたが、固定器具がさび付き、手で外せなかったとメディアに証言。

この警察官は二つのいかだを足で海に蹴落としたが、うち一つは開かなかった。

海上交通管制センターは沈没前、いかだを使って乗客を助けるよう無線で指示したが、乗員は従わなかった。

イ容疑者は「潮流が速く、乗客が流されると思って待機を指示した」と供述。

乗員がいかだを使おうとした気配はなく、使用不能だと認識していた疑いが強まっている。

KBSテレビによると、2月の安全検査で救命設備は「良好」と判定されていた。

捜査当局は、検査機関が船の運航会社と癒着し、検査を手抜きした疑いがあるとみている。

いつまで信じられないことが続くのだろうか。


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