「闇バイト」などとうたい、強盗や特殊詐欺の実行役を募るインターネット上の投稿について、警察庁は8月1日、有害情報としてサイト管理者に削除を要請する対象に追加する方針を明らかにした。
各地で相次いだ広域強盗事件を受けて、政府が3月に決定した「闇バイト」などの緊急対策プランを踏まえた措置。
対象となるのは、「闇バイト」「高収入」などの高額報酬を示唆する表現と、「受け子」「運び屋」といった犯罪実行役の募集を示唆する表現の両方が記載されている殷稿。
ただ、最近ではこうした表現がなくても、匿名性の高い通信アプリに誘導して犯罪を指示する手ロも確認されており、前後の文脈などを検討した上で慎重に判断する。
「X(旧ツイッター)」などの交流サイト(SNS)だけでなく、求人サイトの投稿も想定する。
警察庁は7月2日~15日、パブリックコメント(意見公募)を実施。
9月中にも、同庁が有害情報の削除要請などの業務を委託している民間団体「インターネットーホットラインセンター」の運用ガイドラインを改定する。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます