「善国寺」。というよりも東京神楽坂にある毘沙門天といった方が分かりやすい。鳥居の脇にある古木の桜が満開にでもなれば鮮やかな朱塗りの門と本堂に映え、恐らくこの善国寺は江戸の町人で大変賑わったのではないかと想像できる。
馬喰町にあった毘沙門天が現在の神楽坂に移築されたのが1793年。参拝客は茶屋に腰掛け、団子を頬張りながら毘沙門天を参拝する人いきれを眺めていたのではないだろうか。
1月30日。穏やかな小春日和に誘われて毘沙門天の目の前、「鳥茶屋」の暖簾をくぐった。茶屋という名前から察するに恐らく江戸の町並みを長い間眺めてきたのではないかと思われる。
同店は居酒屋ではない。お店の説明には「関西料理」或いは「うどん会席」と掲出されている。ここに入ったからにはやはり「うどん」!!うどんを食べなければ始まらない。「うどんすき」とお酒を頼んだ。酒は土佐鶴。それも新酒だ。うどんが用意されるまでの前菜にはお刺身と蕎麦寿司。土佐鶴の端麗な辛口にはきりりとよく合う。酒は新酒でいくらか若いが、小春日和のこんな日には新酒がぴったりだ。くいくいとお酒がすすんでしまう。
いよいよ、うどんすきが運ばれ、年代物のコンロに乗せられた。スープは関西風で澱んでいない。麺は超極太で平べったい。きし麺よりも更に幅広だ。あつあつのところを食べてみるとコシがあってうまい。スープもあっさりダシのすっきり味だ。そこに四国随一の生産量を誇る土佐鶴酒造の看板酒とくればいともたやすく酔客と化してしまう。土佐鶴もうどんのスープと同様にすっきりした飲み心地である。日本酒銘鑑(主婦と生活社)によれば「夏季雨量の多いこの地域には、日本三大美林のひとつ魚梁瀬があり、良質の水の源となっている。蔵の井戸から汲み上げられる仕込み水軽度な硬水で、酒造りにはこのうえない良水である」とされている。やはりうどんには四国の酒が抜群にあう。
うまいうどんに若い新酒。神楽の笛吹く坂の上は春の訪れを待っている。
馬喰町にあった毘沙門天が現在の神楽坂に移築されたのが1793年。参拝客は茶屋に腰掛け、団子を頬張りながら毘沙門天を参拝する人いきれを眺めていたのではないだろうか。
1月30日。穏やかな小春日和に誘われて毘沙門天の目の前、「鳥茶屋」の暖簾をくぐった。茶屋という名前から察するに恐らく江戸の町並みを長い間眺めてきたのではないかと思われる。
同店は居酒屋ではない。お店の説明には「関西料理」或いは「うどん会席」と掲出されている。ここに入ったからにはやはり「うどん」!!うどんを食べなければ始まらない。「うどんすき」とお酒を頼んだ。酒は土佐鶴。それも新酒だ。うどんが用意されるまでの前菜にはお刺身と蕎麦寿司。土佐鶴の端麗な辛口にはきりりとよく合う。酒は新酒でいくらか若いが、小春日和のこんな日には新酒がぴったりだ。くいくいとお酒がすすんでしまう。
いよいよ、うどんすきが運ばれ、年代物のコンロに乗せられた。スープは関西風で澱んでいない。麺は超極太で平べったい。きし麺よりも更に幅広だ。あつあつのところを食べてみるとコシがあってうまい。スープもあっさりダシのすっきり味だ。そこに四国随一の生産量を誇る土佐鶴酒造の看板酒とくればいともたやすく酔客と化してしまう。土佐鶴もうどんのスープと同様にすっきりした飲み心地である。日本酒銘鑑(主婦と生活社)によれば「夏季雨量の多いこの地域には、日本三大美林のひとつ魚梁瀬があり、良質の水の源となっている。蔵の井戸から汲み上げられる仕込み水軽度な硬水で、酒造りにはこのうえない良水である」とされている。やはりうどんには四国の酒が抜群にあう。
うまいうどんに若い新酒。神楽の笛吹く坂の上は春の訪れを待っている。
TBありがとうございました。
「あっさりダシのすっきり味」という言い回しに感動(笑)
正にその通りでした。
しかも私は二階だったので、そこに行き着くまでのふかふかの赤じゅうたんの階段が
なんとも言えずに雅でよろしかったですわ。
今度はもっとのんびり行きたいものです。
神楽坂って楽しい^^