「鳥勢」を出たわたしと今pは煮え切らない気持ちのまま、神田北口界隈を歩いた。
改めて飲みなおすために次の一軒を物色しているのだ。
「もう一軒」というときに重宝するのが、立ち飲み屋だ。だが、この辺りに立ち飲み屋はなかった。少なくとも1年半前までは。JR線の外側に行けば「味の笛」があるし、北口を出てすぐのところにも「寄ってけ」というハーフスタンディングの店はあったが、いつしかこの辺りにも立ち飲み屋が幅をきかせるようになっていたのである。
しかも、2軒も新たにオープンしていた。
その中で、我々が足を踏み入れたのが「角打 きよし」。
読んで字のごとくの立ち飲み屋である。
店頭には、焼酎「さつま白波」の立派な盾が飾られ、瓦のひさしが居酒屋らしさを演出する。
早速入ってみる。
狭い通路ももちろん立ち飲みスペースだが、奥には広間が用意されている。
店内はすっきりしていて、立ち飲み屋の雑然とした雰囲気はない。薄型テレビが天井から吊るされており、バラエティ番組が映し出されている。
お客は一人もいなかった。
わたしは、生ビールを頼んだ。
仕切り直しである。
生ビールは450円。この界隈では妥当な金額だ。
ビールはジョッキに注がれ、いくらもしないうちに運ばれてきた。銘柄は分からなかったが、当然、よく冷えたうまいビールだった。
頼んだものは伝票に記される。つまり、最後に一括して会計するシステムだ。
つまみのメニューが充実していた。
壁には短冊が貼られ、無数のメニューが書き連ねている。
中には「奄美の○○」といったものあり、「さつま白波」との相性を考えたメニューも少なくない。
しかも、そのいずれも決して高いものではなく、安いものは100円台から、高い肴でも400円台までで、おおよそ300円台がメニューの中心になっている。
その中で我々は「ハムステーキ」(320円)とナムル(180円)を頼んだ。
立ち飲み屋では「ハムカツ」というメニューが定番だが、出てきた「ハムステーキ」はやや厚みがある。ナムルもほどよく辛味と酸味があって、なかなかいける。
そのナムルを食べたら焼酎が欲しくなった。
「さつま白波」と言いたいところだったが、この店には「黒白波」もある。
滅多に飲めないものを飲むのが居酒屋の醍醐味だ。
「黒白波」をロックで頼んだ。
そうこうするうち、少しずつ客が入ってきた。
お店の雰囲気も急に活気を帯びはじめた。
この店はまだオープンして1年も経ってないのだろう。
店内はとにかく清潔で清掃もよく行き届いている。
だが、清々しいという印象ではない。立ち飲み屋にありがちな蛍光灯が照らす明るい店内ではなく、やや暗めの白色球。だから、「角打」と看板に記されて、そのイメージ通りに店に入ったおじさんたちはきっとがっかりするかもしれない。だが、雰囲気はそうでも、前述したとおり、食べもの、飲み物は安くておいしくきっと満足できるはずだ。
メニューの多さとその値段。そして、値段に負けず、内容もいい仕事をしていると思う。
「鳥勢」の後に行った店ならどんな店でも素晴らしく見えてしまうが、それを差し引いても平均点以上は評価としてあげてもいい。
但し、お店の人との距離は遠い。
立ち飲みの醍醐味である、お店の人と交わす会話が重要と考える方には、お勧めできない。
この店にはオーダーを取りにくる方がいて、調理場とのコミュニケーションは多くを期待できないし、そのそもそういう店のスタイルではない雰囲気だ。
神田北口の飲み屋小路もだいぶ変わったと思う。
コスプレ焼肉「OK牧場」の店員が北口を出たところで様々な制服に身を包み、客引きしていることを考えれば仕方ないかと思ったりもする。
僅か2年前まで、今pと共にこの街で働いていたが、今は今p、そして神田とも離れて仕事をしている。
だが、いつまでもその両者とはお互いいい関係でいたいと思いながら、店を後にした。
改めて飲みなおすために次の一軒を物色しているのだ。
「もう一軒」というときに重宝するのが、立ち飲み屋だ。だが、この辺りに立ち飲み屋はなかった。少なくとも1年半前までは。JR線の外側に行けば「味の笛」があるし、北口を出てすぐのところにも「寄ってけ」というハーフスタンディングの店はあったが、いつしかこの辺りにも立ち飲み屋が幅をきかせるようになっていたのである。
しかも、2軒も新たにオープンしていた。
その中で、我々が足を踏み入れたのが「角打 きよし」。
読んで字のごとくの立ち飲み屋である。
店頭には、焼酎「さつま白波」の立派な盾が飾られ、瓦のひさしが居酒屋らしさを演出する。
早速入ってみる。
狭い通路ももちろん立ち飲みスペースだが、奥には広間が用意されている。
店内はすっきりしていて、立ち飲み屋の雑然とした雰囲気はない。薄型テレビが天井から吊るされており、バラエティ番組が映し出されている。
お客は一人もいなかった。
わたしは、生ビールを頼んだ。
仕切り直しである。
生ビールは450円。この界隈では妥当な金額だ。
ビールはジョッキに注がれ、いくらもしないうちに運ばれてきた。銘柄は分からなかったが、当然、よく冷えたうまいビールだった。
頼んだものは伝票に記される。つまり、最後に一括して会計するシステムだ。
つまみのメニューが充実していた。
壁には短冊が貼られ、無数のメニューが書き連ねている。
中には「奄美の○○」といったものあり、「さつま白波」との相性を考えたメニューも少なくない。
しかも、そのいずれも決して高いものではなく、安いものは100円台から、高い肴でも400円台までで、おおよそ300円台がメニューの中心になっている。
その中で我々は「ハムステーキ」(320円)とナムル(180円)を頼んだ。
立ち飲み屋では「ハムカツ」というメニューが定番だが、出てきた「ハムステーキ」はやや厚みがある。ナムルもほどよく辛味と酸味があって、なかなかいける。
そのナムルを食べたら焼酎が欲しくなった。
「さつま白波」と言いたいところだったが、この店には「黒白波」もある。
滅多に飲めないものを飲むのが居酒屋の醍醐味だ。
「黒白波」をロックで頼んだ。
そうこうするうち、少しずつ客が入ってきた。
お店の雰囲気も急に活気を帯びはじめた。
この店はまだオープンして1年も経ってないのだろう。
店内はとにかく清潔で清掃もよく行き届いている。
だが、清々しいという印象ではない。立ち飲み屋にありがちな蛍光灯が照らす明るい店内ではなく、やや暗めの白色球。だから、「角打」と看板に記されて、そのイメージ通りに店に入ったおじさんたちはきっとがっかりするかもしれない。だが、雰囲気はそうでも、前述したとおり、食べもの、飲み物は安くておいしくきっと満足できるはずだ。
メニューの多さとその値段。そして、値段に負けず、内容もいい仕事をしていると思う。
「鳥勢」の後に行った店ならどんな店でも素晴らしく見えてしまうが、それを差し引いても平均点以上は評価としてあげてもいい。
但し、お店の人との距離は遠い。
立ち飲みの醍醐味である、お店の人と交わす会話が重要と考える方には、お勧めできない。
この店にはオーダーを取りにくる方がいて、調理場とのコミュニケーションは多くを期待できないし、そのそもそういう店のスタイルではない雰囲気だ。
神田北口の飲み屋小路もだいぶ変わったと思う。
コスプレ焼肉「OK牧場」の店員が北口を出たところで様々な制服に身を包み、客引きしていることを考えれば仕方ないかと思ったりもする。
僅か2年前まで、今pと共にこの街で働いていたが、今は今p、そして神田とも離れて仕事をしている。
だが、いつまでもその両者とはお互いいい関係でいたいと思いながら、店を後にした。
地上波放映がないってのもスゴいけど。。。
立ち飲み歴が浅くて熊猫先生と行く以外は皆無なんですが、このお店は僕にとっては居心地よかった気が。。
それにしても神田のコスプレ焼肉、ビラ配りおおすぎ。
私も飲み友達はいるけど、
ずーっとこうやって飲めたらいいな、何年先になっても、って思います。
ところで、優勝ってなんだっけ?
さてさて、カープのブラウン監督も「巨人が一番強かった」とコメントしています。「打撃のいいホリンズが8番という重量打線…」(東京新聞より)。
とにかく、クライマックスシリーズは絶対勝って日本シリーズに駒を進めてください。
優勝したチームが日本シリーズに進出できないなんてあってはいけないことです。
ところで、今度いつ飲みに行きましょうか?
まき子さんにはたくさんの日本酒仲間がいらっしゃるじゃないですか。
羨ましいですよ。
しかも日本全国津々浦々。
久しぶりに会っても普通に過ごせて、疲れない関係がやっぱりいいですよね。
なーんかオサレな感じになってますね。
不振が続いているのでいっちょうぶちかましてみようかと思っています。
巨人の清水選手のようにボテボテでも全力で走れば安打にもなります。
泥臭くいこうと思っています。
来週もちと厳しいんで。
もう少しインターバル開けさせてくださいな。
すんません。
ご期待に応えられず。
お店は潰れていました。
(まだ、看板などは撤去されていませんでした)。
ちなみに、同店横にも立ち飲み屋が出現していました。
以上