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喫茶さすらい 103 - 『ブルーミルク』のお味 - 「スターウォーズ カフェ」(渋谷区神宮前)

2020-02-15 17:05:09 | 喫茶さすらい

スターウォーズファンなら、一度は飲んでみたい、「ブルーミルク」。そう、あのタトゥイーンのモス・アイズリー、チャルマンのカンティーナで若きルーク・スカイウォーカーが飲んだドリンクだ。この「ブルーミルク」を飲むには、米国のディズニーリゾート、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」に行かねばならない。カリフォルニアか、それともフロリダか。果たして、そこに飛ぶのはいつになることやら。そう思ってきた。

しかし、チャンスは不意に訪れた。新年早々から原宿にスターウォーズカフェが期間限定でオープンし、そこで「ブルーミルク」が飲めるというのだから。

完全予約制のスターウォーズカフェ。予約した時間に合わせて息子と出かけた。16時20分から17時40分の回に予約したのだが、店内に入ってみると、かなり店内は空いている。かなりの激混みを予想していたのだが、空席も目立つ。

ファーストオーダーは「ブルーミルク」×2、「コーションパン」×1。ブルーミルクが一杯715円(税込)。「ポーションパン」は550円(同)。かなり高価だ。

最初に出てきたのか「ブルーミルク」。予想していたものよりも少量だ。

「当店オリジナルの『ブルーミルク』です」と店員が言う。ん?どういうことだ。「ブルーミルク」のレシピはスターウォーズの公式サイトで公開されている。そのレシピとは違うのか?いや、もっといえば「ギャラクシーエッジ」のレシピとも違うのだな。あくまでも、このスターウォーズカフェだけのレシピなのか。「ブルーミルク」の色は薄いブルーといったところ。いや、しかしパドメが劇中で飲んでいたのはもっとブルーが濃かったような気がする。

さて、肝心のお味は。

ベースはもちろん牛乳。だが、恐ろしく甘い。砂糖か甘味料か。微妙にココナッツミルクがブレンドされているのは気のせいか。公式レシピはバニラエッセンスだったと思うが。正直なところ、まぁこんなもんかというのが感想である。本物は本場のディズニーリゾートで飲めということだろう。

そしてもうひとつが「ポーションパン」。

レイがジャンク屋だった頃に食べるシーンがある、あのパンである。期待していたのは水をかけて膨らませるものが出てくるのかと。いや、やっぱりそんなはずはないか。既に膨らんだパンが出てきた。かなり劇中のものを忠実に再現している。だが、これも恐ろしく甘かった。緑色の色素は植物由来の何か。よもぎかなと思ったが、正体は不明。表面にまぶされたグリーンの砂糖がポロポロととれて、極めて食べにくい。これもやはり、まぁこんなもんかと思ったものだ。

ネタ的には、カレーも食べたかったが、1,749円(同)とこれまた高額。多分たいしたカレーでもないと思い、踏みとどまった。

スターウォーズカフェに、過大な期待をしていくと多分がっかりすると思う。特に熱烈なファンほどね。こんなもんかという心構えが必要だ。

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