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草野球終了後、どこで酒を飲むか。これは草野球人にとって、重要な問題である。大抵、草野球人は酒場のホームグラウンドも持っているものである。昔、堀切のグラウンドで試合をしたとき、堀切菖蒲園の駅前の朝からやっている立ち飲みを偶然見つけて飲んでいると、大勢のユニフォーム姿の草野球人が続々とつめかけたことに遭遇したことがある。また、ボクは実際には見ていないのだが、友人の話によると、四ツ木にある居酒屋は草野球の常連さんで朝から混雑する店があるという。
朝からやっている居酒屋は貴重だが、それも日曜日の朝開店という居酒屋は絶望的に少ない。とりわけ日曜日の午前中から開いている居酒屋は更に貴重だ。だから、ファミレスを利用するという草野球関係者は多い。
小岩の「くら」は江戸川を本拠地とするボクにとって、救世主的な立ち飲み屋である。
日曜日の昼間からオープン。しかも、かつては酎ハイ150円という部類の強さを誇った。1,000円で1,100円分のチケットを購入すれば、まさにセンベロである。
でも、消費税率の引き上げで同店も値上げを余儀なくされたようだ。
酎ハイ200円。一気に50円の値上げはセンベロ作戦にも影を落とす。
これまでは、酎ハイ3杯で450円。残り650円で酒肴をあれこれ考えるというセンベロ方程式だった。
だが、2014年以降は酎ハイで600円。残り500円で勝負となった。
まず、同店においてまぐろは外せない。刺身もOK。「カルパッチョ」と緩急自在である。
いずれも300円。
残り200円をいかに使うか。
「アジフライ」も悪くない。いや「メンチカツ」も甲乙つけがたい。
だが、この最後の200円の使い方にはもうひととおりある。
それは「コロッケ」100円という奥の手である。100円メニューは串焼きの野菜類がある。「ねぎ」「しいたけ」「にんにく」「ししとう」。
いずれも2本で100円だ。
したがって、品数で勝負するのならば、「まぐろ」料理に「コロッケ」、そして野菜の焼き物ということになる。
だが、考え方によっては、これは完璧なセンベロである。
かつて、大塚の「秀吉」で、完璧なセンベロを体験したことがある。だが、それよりももっと美しきセンベロである。
小岩駅の南口と北口に店を構える「くら」が、とうとう新小岩にも店を出した。これによって、「亀戸店」も含め、「くら」は計4店舗になった。立ち飲みトレンドのひとつになったといえよう。特に近年の東葛地域は「づめかん」と「くら」の勢力争いが著しい。東西線の「づめかん」に対し、総武線の「くら」という図式である。
今回は初めて、新小岩店に行ってみた。
きれいな店舗である。
小岩の南口店は日曜日もお昼からの開店である。
この最高にご機嫌なお店が、草野球人を救ってくれる。
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