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蕎麦屋さすらい 043 - 骨太で荒削りな、そばつゆがいい - 「そばいち Tokyo Food Bar秋葉原店」(千代田区外神田)の「もりそば」

2018-09-28 22:44:34 | 蕎麦屋さすらい

一駅に3店の駅そばがひしめくのは、あまり見かけない。同一屋号の3店舗ではなく、3ブランドである。いや、確かにJR上野駅のように5つの屋号が集中する駅もある。けれど、秋葉原のように、それほど大きくもない駅で、「新田毎」、「いろり庵きらく」、そして「そばいち」という駅そばがあるのは密度的にも濃いと思うのだ。

このうち、「いろり庵きらく」と「そばいち」は、NREが運営しているのだが、この両者の棲み分けがよく分からない。前者の方が大衆的で、後者がややプレミアムな位置付けかと思っていたが、どうもそんな感じでもない。グループ会社内の勢力争いではないかと、つい勘繰ってしまう。

ともあれ、同じ駅にあっても、「そばいち」とは縁が薄い。それは恐らく、駅内にあるフードコート内に店を構えていることと無関係ではないかも。秋葉原駅のフードコートは雑然としていて、どうにも好かない。妙に気取っているし、ちょっと中途半端だ。また、これはフードコート全般に言えるのだが、清潔感に乏しい。こうした理由から、秋葉原駅の「そばいち」を敬遠してきた。

けれど、一度行ってみようかと、「そばいち」を訪れることにした。この店は、フードコートの一番奥である。まずは席を確保して食券販売機に。NRE共通の食券マシンから、ボクは「もりそば」(300円)をチョイス。

そばは生そば。気のせいか、「いろり庵きらく」より黒く見える。いや、そばはグループ内で共有されているのがセオリーだが。

つゆは明らかに違った。「いろり庵きらく」は、甘いが、「そばいち」は辛い。骨太ではあるが、荒削りの印象もある。返しを多くしているのだろうか。これは好みの問題だが、ボクは「そばいち」のつゆの方が好きだ。

けれど、そばは少な目。「いろり庵きらく」よりもやや多いが、お腹はいっぱいにはならず。さぁ、もう一軒行きますかな。

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