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居酒屋さすらい 1018 - 海の幸と八戸の地酒は潮騒のメモリー - 「魚屋金兵衛」(八戸市鷹匠小路)

2016-05-29 16:20:47 | 居酒屋さすらい ◆地方版

実は、この熊猫。八戸市生ま、れである。

母親の里帰りによるものではなく、当時ボクは八戸市に住んでいた。何年間、八戸に住んだのか、実は知らない。

1年間か、2年間か。多分、そんなものだと思う。

千葉県八千代市に引っ越してきたのは3歳のときだろうか。その後、17歳まで、市内で2度引っ越しをしたものの、八千代市には14年住んだ。本来ならば、八千代市がボクの故郷のはずなのだが、そういう気はしない。

離れてから、一度も行ったことのない八戸にこそボクは郷愁を感じる。

だから、本八戸の駅を降りて、道を歩き始めたとき、なんだかとても懐かしい心持ちがした。

それは、気のせいか、思い過ごしなのかもしれない。

でも、ボクは「ようやく来ることができた」と心から思ったのだ。

 

研究会が終わり、メンバーと夜の街へ。

八戸は幾つもの飲み屋街がある。5つだったか、6つだったか。

とにかく適当に歩いても、赤提灯がどこにも目につくのである。

この日の懇親会は「魚屋金兵衛」。

店頭に幟がたち、Jポップスが流れるちょっと派手な店である。

「魚屋金兵衛」という豪商のような店名とは裏腹なお出迎えである。

 

青い大漁旗が壁一面に掛けられ、その通路をくぐって奥の座敷へ。

厨房がやたらと広い。これは北東北の文化である。農家も漁師の家も台所を広くとる。もちろん、これは地主の場合に限るが、とにかく厨房の広さは出色である。

 

座敷に入り宴会に。

コースメニューは海の幸が豊富に出てきた。

お造りには、「活真つぶ刺し」、そして「イカ刺し」。

この2つの刺身は八戸における絶対的な魚介である。まずは歯ごたえが違う。イカの弾力感。それはつぶ貝も同様である。

また、刺身が地酒によく合うのである。

「男山」は八戸酒造の辛口だ。

北東北の酒肴は塩が効いていて、若干辛い。これを辛口の酒で流し込む。このハーモニーは絶妙。まさに潮騒のメモリー。

 

メインメニューはご存じ、「せんべい汁」。

塩味の鳥鍋に南部せんべいを入れるというあれ。

2012年のB1グランプリでゴールドグランプリをとったあれ。

津軽のしょっつる、そして南部のせんべい。これは青森県が誇る2大汁である。

ともあれ、このせんべい汁がうまくて、酒が進む、進む。

いかん、ここで酔ってしまうと、この後、ぼくは終わってしまう。

酒はこの辺でやめておくか。

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