新年度が始まった。
わたしは2日前、大塚駅から都電に乗り、終点を目指した。
そこで、厳粛な式典に出席した。
わたしは大学生になった。
そして、翌々日学部の入学式があった。
場所は所沢。式を終えて所沢で歓迎会が催された。
歓迎会は所沢駅前の「鴉」。
地下2階にあるバー。
エレベーターを降りると大きな扉が眼前に広がる。けっこう雰囲気はある。
暗がりの店内、それはまるで闇の中に溶け込む鴉のようだ。
店内は2つの円カウンター。半円の黒カウンターは店内のシンボリックである。
ビールはサントリーのプレミアムモルツ。注ぎ方にも細心の注意を払い、泡は極めてクリーミィ。
再三、当欄で書いているが、ビールの注ぎ方でその店の客に対するスタンスは分かる。「鴉」のビールへの愛情はそのまま客への愛情と受け止められよう。
バーということもあって、酒肴には大きな期待を寄せなかったが、けっこううまいものを出してくれた。
生地が薄い熱々のピザ。魚の種類は失念したが、カルパッチョのソースは出来合いのものではないと確信した。フリッターも揚げたてのものが出てきて、わたしを驚かせた。
これなら、お腹がちょっと満たされないときの2軒目でも、いやいきなり1軒目でも、この店は使える。
ビールの後はジントニックをもらった。
これがまた格別だった。
氷と一緒に濃厚な時間がグラスに溶けていく。
笑い声がさんざめき、わたしは今何か特別なところにいるような気がした。
暗がりの中で酒がわたしを饒舌にさせていた。
わたしは大学生になったのだ。
わたしは2日前、大塚駅から都電に乗り、終点を目指した。
そこで、厳粛な式典に出席した。
わたしは大学生になった。
そして、翌々日学部の入学式があった。
場所は所沢。式を終えて所沢で歓迎会が催された。
歓迎会は所沢駅前の「鴉」。
地下2階にあるバー。
エレベーターを降りると大きな扉が眼前に広がる。けっこう雰囲気はある。
暗がりの店内、それはまるで闇の中に溶け込む鴉のようだ。
店内は2つの円カウンター。半円の黒カウンターは店内のシンボリックである。
ビールはサントリーのプレミアムモルツ。注ぎ方にも細心の注意を払い、泡は極めてクリーミィ。
再三、当欄で書いているが、ビールの注ぎ方でその店の客に対するスタンスは分かる。「鴉」のビールへの愛情はそのまま客への愛情と受け止められよう。
バーということもあって、酒肴には大きな期待を寄せなかったが、けっこううまいものを出してくれた。
生地が薄い熱々のピザ。魚の種類は失念したが、カルパッチョのソースは出来合いのものではないと確信した。フリッターも揚げたてのものが出てきて、わたしを驚かせた。
これなら、お腹がちょっと満たされないときの2軒目でも、いやいきなり1軒目でも、この店は使える。
ビールの後はジントニックをもらった。
これがまた格別だった。
氷と一緒に濃厚な時間がグラスに溶けていく。
笑い声がさんざめき、わたしは今何か特別なところにいるような気がした。
暗がりの中で酒がわたしを饒舌にさせていた。
わたしは大学生になったのだ。
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