アキバ電気街に近付くにつれ、一般的なカフェは少なくなる。だって、メイドカフェだの、いもうとカフェだの、JKカフェや猫カフェ、ふくろうカフェなんかが軒を連ねるからだ。シアトル系のカフェでさえ、電気街にはなく、アキバの駅周辺にかたまっている。
そんななか、アキバの電気街に唯一といってもいいカフェが「MOCO」。
以前から気になっていたが、なかなか入ろう!という気概がなかった。だって、今どきのカフェだから。若い子がけっこう並んでいるから。
ある日、ふらりと入ってみた。
何の予備知識もなく。
まず、カウンターで注文するのだが、なんとこの店、ホットドッグカフェだった。これは全くの想定外。いやいや、何をオーダーしようか、全く決めてなくて、カウンターで、しばし悩む。ボクの後ろには、数人の若者が並んでいるのだが、列が長くなる度、焦りは増す一方。若者らの冷たい目線に耐えきれず、「えいや!」と選んだのが、「チーズドッグ」とコーヒー。
調理に時間がかかるようで、番号札を持って、地階の席へ。
しばらくして、出てきたのがこれ。
なにこれ。まるで草鞋のようなホットドッグ。
そんでもって、その周囲には大量のポテチ。更に、何故かおまけのように、コーヒーのお供、「ロータス」のクッキー。
なんだこれ。とにかく、すごすぎ。
パリパリに焼かれたホットドッグはホントにホット。チーズがとろけ、ソーセージはパン以上に長い。こんなのかつて見たことがない。
大きく振りかぶってがぶり。
うまいよ。
もう一度、がぶっと。
じゅわっとうまし。
ポテチとコーヒーの相性は、必ずしもいいとは言えないが、ホットドッグとコーヒーは悪くない。
けれど、食べても食べてもなかなか減らない、このホットドッグ。
ひとつで充分すぎるほどのボリューム。大満足、間違いなし。
と言っても行ったのは何年も前ですが。
おまけが多くて嬉しいですよね。
ホットドッグもさることながら、ポテチも強烈ですね。