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京都の路地を一本入ると、また別の顔が見えてくる。
「ブラタモリ」、「夕焼け酒場」、最近京都の特番がやけに多い。
MJに連れてきてもらった「IL LAMPO」も京都の路地裏の店だ。
こぎれいなイタリアンバル。何故、大衆居酒屋に行かなかったか。どうしてこういう展開になったのか、もはや覚えていない。
木目の外観に白いドア。その扉を開けると、いきなり立ち飲みカウンター。この空間をバンコというらしい。その奥がテーブル席。日本でも立ち飲みのスペースとテーブル席を共存させる店が多くなったと思う。
立ち飲みの方がテーブル席よりフードとドリンクの金額設定が安価になっている。
例えば、生ビールは立ち飲みが500円、テーブルが650円。メッシーナというボトルビールは立ち飲みが750円、テーブルは850円という設定。
本当はバンコで飲みたかったけれど、成り行き上、いや仕事でお疲れのMJの意向に沿って、ボクらはテーブルに腰かけた。
ビールは先述したものの他、「ハイネケンダーク」、「ヒューガルデンホワイト」、いずれもボトルビールが用意されている。
この店、ベネツィアンバルらしい。
だが、ベネツィアはおろか、イタリアすら行ったことのない熊猫、何がどうベネツィアなのか分からない。
漆喰の壁は白く、塗り跡を故意に残した造りはいかにも欧州らしい。天井が煉瓦造り。微妙なRがまたいかにも。
欧州のバルでいいうところの小皿はここではチケッティと呼ぶ。その小皿はカウンターのショーケースに置かれ、自由に頼むことができる。日本の立ち飲みと同じシステムだ。値段は100円から。これも素晴らしい。
ピザは専用窯を持っているとのこと。
「マリナーラ」900円、「マルゲリータ」は1,300円。
普段、サイゼリヤ使いが多い熊猫にとっては、驚くほどの値段設定である。だって、「マルゲリータ」なんか、3.3倍の価格差がある。
でも、「マルゲリータ」は確実にうまかった。あたりまえだけど、生地がうまい。いや生地までうまい。
野菜などは地元産を使用しているとのことが黒板に示されている。
まさに地産地消の精神。
生ビールの後はワインにしようと思ったが、いかんせん高い。だって、イタリアンといえばボクはもうサイゼリヤ基準だから。
京都でイタリアンてどうよ?
いや、いいんじゃない。
今度は必ずバンコで飲むよ。
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