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Sー生命のO塚さんから連絡があり、4年ぶりに会うことになった。場所は新橋。行き当たりばったりの店選びだったけど、O塚さんが、「ここにしようよ」とチョイスしたのが、「三政」。後から知ったのだが、この店、かなりの人気店らしい。食べログの点数3.68(2019年8月3日現在)。もつ焼きのトップ5000にも入っている。通常は予約なしでは入れないらしい。だが、この時、たまたまなのか、運良く我々はカウンターに座ることができた。
O塚さんはいきなり、「熱燗」を頼んだ。
え?
串焼きに熱燗?自分の中で、脂っこい串焼きに日本酒は合わないと長年思ってきた。しかも、いきなり。
「O塚さん、串焼きに日本酒ですか?」。
「やってみると気に入ると思うよ」。
O塚さんはきっぱりと言った。
じゃ、やってみるか。「沢の鶴」の熱燗を2合頼んだ。その熱燗はホーローのやかんで出てきた。
O塚さんは、串焼きが大好きで、今でもよく食べ歩いているという。そういえば、4年前は台東の「ま~ちゃん」で食べたかっけ。O塚さんのホームグラウンドは三軒茶屋にありらしい。その店の話をきくと、どうも家族ぐるみで付き合っているらしい。
さて、串焼きをどうするか。メニューを開くと、まず驚いたのが、その値段。一本300円から。たかっ。場所は新橋烏森だし、立地が値段を押し上げているとは思えない。ならば、素材か。さぞや素材がいいのだろう。
人気ナンバーワンという、「レバー」(300円)はまず外せず、次に「ねぎま」(300円)をいただく。その「レバー」の姿を見て、まずは驚いた。
大きさもさることながら、肉の切り方と串のさし方に特徴がある。その状態を一言で言い表せば石垣。更に言えば、切込み接ぎの石垣だ。しかし、これはどうやって串焼きにしたのだろうか。インゴット状のレバーを一定の法則にのっとり切って、串に刺したのだろうか。それにしても見事、バー状に串焼きになっている。
うまい。「レバー」の臭みなし。素材の違いは明らか。そしてこの串刺し。これは見事。
そして、「ねぎま」(300円)。
石垣のような串焼きではないが、これも見事。しかも弾力があってうまい。
こんな調子で、あと数本の串焼きをいただいたが、いかんせんお金の心配をしながら食べた。だって、3本で900円だから。
結果的にO塚さんから奢ってもらったが、この店はしょっちゅう来られる店じゃない。「三政」はハレの店だな。
一本300円だと私が行く上大岡、アド街9位の店の倍しますね。ネタが大きいのですか?
私は串焼きに熱燗です。
こんにちは。
ネタの大きさは特筆すべきもはありませんが、仕入れと下ごしらえに手間をかけているような気がします。
日本酒党は串焼きに熱燗なんですね。自分の中では、いまいちマリアージュしないイメージなんです。