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先日、渋谷を歩いていたら道玄坂に「ほていちゃん」を見つけた。ちょっと前まで、この店はなかったように思う。店内はかなり賑やかだった。この光景を見て、立ち飲みナショナルチェーンの王座は入れ替わったのだと感じた。「晩杯屋」から「ほていちゃん」に。
「晩杯屋」は渋谷の店を閉め、その勢いはシュリンクしつつある。新橋の烏森店も閉店し、盛り場の要衝の店舗をいくつも失った。一方、「ほていちゃん」は千葉県にも店を出し、勢力拡大中である。
久しぶりに「晩杯屋」に行ってみた。町屋の店舗である。意外なことにお店は賑やかだった。これだけ繁盛しているなら、さぞ「食べログ」の点数は高いだろうと思って調べてみると3.04。意外なほどに低かった。
さて、久しぶりの「晩杯屋」、メニューを眺めると、それは一変していた。自分が好きだったつまみはことごとくなかった。
まずは「ゴールデンチュウハイ」から。
つまみは、「タンドリーチキン」からスタート。そして立て続けに、「アボカド納豆」をオーダー。
まさか、本当にタンドリーを使って、チキンを焼いている訳ではないと思うが、本場の「タンドリーチキン」のように、それはしっかりオレンジ色だった。「増やま」は「サモサ」を出すが、「タンドリーチキン」を出す立ち飲みは初めてだ。そして、「アボカド納豆」。
自分はアボカドが大好きだが、我が家でそのフルーツが出てくることはない。何故なら、アレルギーの人がいるから。だから、こういう時に食べるしかないのだ。その意外な組み合わせが素晴らしく旨かった。これなら、「レバホル」がなくてもOKだ。こういうメニューがあるなら、また「晩杯屋」に通おうかな。そう思わせる旨さだった。
ただ、昔よく通った時のワクワク感は、今の「晩杯屋」にはなかった。多分、上場企業に買収され、店舗の拡大基調になったことと無関係ではないと思う。フランチャイジーの店舗はなんだかビジネスライクで、そんな店舗が増えていたし、実際の客あしらいはドライだった。この町屋の店舗だってそう感じる。それはまぁ、致し方ないのだが。
さて、「ゴールデン」をもう一杯お代わりして、お開きにするか。
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