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フリーランスのライターY本さんのご自宅に招かれた。所沢駅で待ち合わせをしたのだが、そういや所沢駅を降りるのは9年ぶりか。東所沢にはしょっちゅう来てるが、本丸の所沢は本当に久しぶりだ。打ち合わせが終わり、さぁ飲みに行くかとはならない。何しろ、Y本さんは下戸だから。所沢駅で別れて、さて一杯飲って帰るか。
大学時代に頻繁に来た所沢。確かあの頃、立ち飲みは皆無だった。さて、果たして所沢にも立ち飲みの波が来たのか。ネットで調べると、確かに立ち飲みは何軒もヒットした。駅東口から近い、「まる安」という立ち飲み屋に行ってみることにした。
店は立ち飲みと座飲みのハイブリッド。そこそこお店は繁盛しており、自分以外は5人の客が飲んでいた。立ち飲みのカウンターにポジションして、「チューハイ」をオーダーした。
値段は298円で頑張ってる感はある。しかもレモンスライスも浮かんでいる。ただ、一口飲んでちょっとがっかり。ビールメーカー系の「チューハイ」か、それとも焼酎が悪いのか。なんかイマイチ感あり。
2杯目からは「ホッピーセット」白に。348円。ちなみに「ホッピー中」198円はホントに安い。
店内にはa〜ha の「Take On Me」が延々とかかっている。何しろテレビはそのミュージック・ビデオだった。デッサン画風のアニメーションと実写な融合は当時としては画期的で、自分が高校生の時に流行ったものである。
懐かしい。懐かしすぎる。
店員は焼き台に若い男性、オーダーを取る女性も若く、a〜ha世代ではないはずだが。
つまみは串焼きにし、「ハツ」と「つくね」を頼んだ。「ハツ」には味噌がつき、身もそれほど小さくもない。
「つくね」は棒状で、いくらか小ぶりにも見えるが、細挽きのうまい「つくね」だった。
酒は安いし、つまみも悪くはない。雰囲気もよく、東京のショボい立ち飲み屋よりは断然いい。けれど、まだ何か足りないような気がする。それが果たして何なのか。メニューのワクワク感か、それとも店内のグルーヴ感か。なんとなく、所沢らしい、というところに収斂してしまう。立ち飲みに洗練さはそれほど必要ないが、どうも中途半端に東京を意識しているような感じも見受けられる。その意識の差なのだろう。
とりあえず、それでお会計をしてもらった。自分としてはいまひとつだが、所沢っ子にはかなり支持をされている様子。それならそれで、余所者が口を出す必要もあるまい。
※このお店の訪問は緊急事態宣言が発出される前のものです。
意外に所沢って遠いんですよ。
おっしゃる通り、つくねは力量が問われますね。姿形にも様々なものがあり、目でも楽しませてくれます。